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「プレゼントなんていらないから気にすんな。そもそも高校生に何か買って貰おうなんて思ってねぇよ」
「いや…けど誕生日だし」
「だから関係ないって言ってんだろ。
いらないものは、いらない」
あまりにも簡単に言い捨てられ、俺の中のちっぽけなプライドがまた顔を出す。
「そんなくだらない事考えてないでお前はおとなしく勉強でもしてろ」
そしてそれに火がついた。
「くだらないって何だよ!俺はリカちゃんの為に…!」
「だから高校生に金なんか出させるかよ」
「俺だって金ぐらいあるわ!」
「それはお前の親が働いて稼いだ金だろ。そんなことに使うな」
そうだけど…それは、その通りなんだけど…!
「じゃあバイトする!別に禁止じゃねぇんだし、その金で買うなら文句無いだろ?!」
「駄目」
「あぁ?!」
「面倒くせぇ事になりそうだから駄目」
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