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「そう?お隣さん、兎丸君の事すごく好きなんだと思うけどなぁ」
犬塚さんがそんな事を言うから俺の手が止まってしまう。
中途半端にズボンを履きかけた俺を見て、犬塚さんはにっこりと笑った。
「だって…内腿のキスマークすごいよ?」
「んな!」
言われて見てみれば赤い跡が何個も付いている。
恥ずかしくて勢いよくズボンを履くけれど、今度は楽しそうに声に出して笑われる。
「な、何ですか…?」
「腰にも肩にも、もちろん首筋にも付いてるから無駄だと思うんだよね。独占欲の強い恋人持つと大変だねぇ」
その言葉に俺は真っ赤になって、思わず持ってきた鞄で顔を隠した。
「早く行かないとラブラブな恋人怒っちゃうんじゃない?」
「だから、ラブラブなんかじゃないです!いつも意地悪ばっかで本当に性格悪いし」
「そうなの?じゃあ俺に頂戴よ。俺、お隣さん結構タイプなんだよね」
……え?
にこにこ笑顔で俺を見た犬塚さんが「だめ?」と聞いてくる。
気づけば俺は犬塚さんの腕を掴んでいた。
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