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「シャワー浴びる?」
「今動けねぇから後で」
「洗ってやろうか?」
「死ね変態」
ベッドに寝転び天井を見つめながら返せば、リカちゃんは苦笑しながらもバスルームに消えてゆく。
よほどさっきのセックスが満足いったのか、素直すぎる行動に俺は深くため息を吐いた。
リカちゃんに愛され尽くされた身体が怠い。
さっさとシャワーを浴びてきたリカちゃんの背中にはクッキリと爪痕が残っていて、2人に残った情事の跡が気恥ずかしい。
…まぁ、俺に残ってるのはおびただしい数のキスマークだけど。
犬塚さんに指摘された時よりも数の増えたキスマークはリカちゃんの独占欲の表わしで、それが嬉しくて隠れて指で触れてみた。
「ウサギ」
急に掛けられた声に身体がビクッと反応し、それを悟られまいと平然を装う。
「なんだよ?!」
「…なんでケンカ腰なんだよ。別にキスマーク見てニヤついてたなんて見てねぇよ」
「見てんじゃねぇかよ!!」
クスクス笑いながらベッドに近づいてきたリカちゃんは、ちゅ…と軽く俺にキスを落とした。
そして手に持った薄めの冊子を俺に差し出す。
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