アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
247
-
リカちゃんの長い指がスラスラと動く。
身体が細いと指まで細いのかな…そういや俺の指も人より細い方だと思う。
「…ウサギ」
っつーか…帰ってきて結構経つのにまだ着替えないんだなぁ。
リカちゃんスーツ似合うからいいんだけど、部屋着の緩んだ感じ好きなのに。俺しか知らないリカちゃん…的な。
「おい、ウサギ。お前今何してるかわかってる?」
「………は?」
「は?じゃねぇわ。人がせっかく勉強見てやってんのに惚けてんじゃねぇぞクソガキ」
持ってたペンで俺の頭を叩いたリカちゃんは、呆れたように笑ってタバコを咥える。
そのまま立ち上がってベランダに出た。
「なんでそっちで吸うんだよ?」
「お前に煙かかるだろ。もしかして寂しい?」
「……別に」
それ以上何も言ってこないリカちゃんを盗み見る。
ベランダの手すりにもたれ、遠くを見るその横顔。
無防備…って感じの素なリカちゃん。
今日こそは…一緒に寝たいな。
っつーかエッチしたい。
俺だって年頃のオトコのコだし正直溜まってるし。
「どうした?」
「な、なんでもねぇよ」
ここはもう…俺から誘うしかない。
リカちゃんに見えないよう、俺は机の下でグッと拳を握りしめた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
247 / 1234