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「なぁ…先に謝っとくけど」
唇が重なりかける寸前、リカちゃんが言う。
「止めらんねぇかも」
「なに、が?」
「キスだけで終われねぇって事。この1週間どんだけ俺が我慢してやったと思ってんの?今すぐ抱きたい」
ゾクッとした。
散々、人を不安にさせといて急に手を伸ばす。
極限まで落ちていたはずなのにリカちゃんの一言で俺の気持ちは急上昇する。
「嫌……って言ったら?」
挑戦的な俺の言葉にリカちゃんは一瞬たりとも考えない。
「言えるもんなら言ってみろよ」
「っ、」
強く引かれた身体がソファーに沈む。
器用に身体を反転させたリカちゃんが俺を組み敷いた。
すぐそこには寝室があるのに。
けれどその数歩ですらもどかしく、首に手を回した。
「なんで触れてくれなかったんだよ…」
「勉強の妨げにならない為と…あとは自分を試してた」
「試す…って?」
「そんなこと気にするより今はこっちに集中しろ。
飽きたなんてバカな事考えないよう、身体に刻み込んでやるよ」
なんだか…はぐらかされた気もするけど、目の前の誘惑には勝てそうにもない。
1週間ぶりの熱い情事に、伸ばした手が期待に震えた。
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