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「うっは!リカちゃん先生の車綺麗だな!しかもフカフカしてるー!!」
「……」
「拓海っ!ちょっと落ち着けよ」
「あ、そういや、さっきイカ焼き買ったんだけど食う?
慧マヨかける派だっけ?」
「……………」
「俺は…いい、かな」
「うんまーっ!!!あ、やべっ…マヨ垂れちゃった!」
「………………チッ」
「ちょっとテカテカしてるけど…いっか。やっぱソースとコーラの相性抜群だよな!……………ひぃいっ!!」
バックミラー越しに凶悪リカちゃんに睨まれ、拓海が固まってしまった。
桃ちゃんを美馬さんの車に押し込んだリカちゃん。
その代りに今度は拓海が乗ってきたのだが、騒ぎ倒した後にマヨネーズを零すという暴挙に出た。
「帰ったら1日かけて洗車と掃除か…」
イライラしているのか、リカちゃんは小刻みにハンドルを握る指を動かす。
「タバコでも吸って落ち着けば?」
「駄目だ」
後ろの拓海を気にしながら答えたリカちゃんに、なんだかんだ言って気遣ってんじゃん…と感心した。
けれど次の一言で脆くも崩れ落ちる。
「今、火持ったらアイツを焼きかねない」
…やっぱり、リカちゃんはブレずにドSだと思った。
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