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「美馬さん…身体やべぇっすね」
「そうか?」
「なんかスポーツやってんすか?」
歩と美馬さんの会話を聞きながら、俺はぼんやり外を眺めていた。
青々と葉をつけた木々が揺れ、時折心地よい風が吹く。
少し熱めのお湯と吹き抜ける風のバランスが絶妙だ。
「なぁなぁ慧ー。やっぱリカちゃん先生って身体に自信ねぇのかな?」
「は?」
「さっきのって、身体に自信ねぇから来たくないってごまかしてんじゃねぇの?」
いくら俺たちだけだからって声がデカすぎる。
風呂に響く拓海の声に乗ってきたのは歩だ。
「兄貴どう見てもヒョロいもんな。筋肉とか無さそう」
「歩までかよ。言っとくけどリカちゃんああ見えてすげぇからな!ちゃんと腹筋割れてるし背中も綺麗に筋肉ついてる。」
俺はリカちゃんの身体を思い出しながら続ける。
「全体的に細いんだけど付くところには付いてるって感じ。なんつーの…モデル体型ってやつ?」
「へぇ。さすが何度も見てるだけあるわ」
「……うっせぇ」
見てるけど。
もう数え切れないぐらいに見て触ってしてるけどな。
「あ、じゃああれか」
閃いたように口を開いた歩。
その言葉の内容は、本人が聞いたらマジ切れしそうなものだった。
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