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部屋に戻ると既に2人はシャワーを済ましていた。
「やだぁ!みんな可愛い!!浴衣似合うわね!」
ニコニコと話す桃ちゃんも浴衣姿だ。
色白の肌に濃い藍色がよく似合っている。
けれど俺の目はもう1人に釘付けになる。
縁側で椅子に座り、タバコを燻らせるその姿。
黒く艶のある髪と同じ真っ黒な浴衣。
「ん?おかえり」
骨張った首筋も、くっきりと浮かぶ鎖骨も。
色気垂れ流しのリカちゃん。
俺の全身を見た後ふっと笑う。
「馬子にも衣装だな」
「は?孫?」
「バカウサギには難しかったか」
バカにされ、ムッときた俺はリカちゃんを無視して置きっぱなしだったスマホを手に取った。
それを見るフリをしながら、目線はチラチラとリカちゃんを盗み見る。
(あー…やばいなぁ……写メとりてぇ)
そんなこと恥ずかしくて言えないけど。
言ったら最後、どんな羞恥プレイが待ってるかわかんねぇし。
「そろそろ行くか」
美馬さんの言葉に促され、みんなが立ち上がる。
ぞろぞろ部屋から出て行く中、俺の後ろに立ったリカちゃんが、みんなにバレないよう腰に手を回してきた。
みんないるのに…悔しいけどドキドキしだす。
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