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295 (R18)
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「やっ、ぁっ……え?」
「んー……なんか言いたくなっちゃった。
旅行マジックってやつかな?」
予期せぬ場所で予期せぬ言葉。
リカちゃんの本音が聞けた気がする。
瞳に映る花火にすら嫉妬する独占欲の強さが心地いいのはなぜだろう。
「ま、とりあえず時間ないから終わらせるか」
「え?!あ、ちょっ……あぁッン、や、ふぁんっ」
残された時間は少なく、俺の身体を反転させたリカちゃんが後ろ背にラストスパートをかける。
前立腺を通って最奥まで何度も穿たれ、性急な快感に仰け反る俺のうなじに顔を埋めた。
「やぅ……ぁ、ひぁッ」
「はっ、…く…」
「っくぅ…ンぁ、やっ…で、出ちゃ…!出ちゃうッ!!」
小刻みに震えだした内腿が限界を訴え、反り上がった性器の口が開く。
「ーッ!!ひあぁぁッッ!!……ぁ、あぁッ!」
「……っつ………俺も、……っ」
自分の性器を勢いよく引き抜いたリカちゃんが俺の背中で果てる。
「ずっと、ずっと俺だけを見てて」
後ろから聞こえる声が静まり返った夜空に響く。
言われなくても…俺にはお前しか見えてないのに。
俺の為に何でもしてくれる人。
すぐ不安になって空回る俺を導いてくれる人。
たくさんの特別をくれる唯一の人。
どんどん好きになって、どんどん離れられなくなる。
今日も明日も明後日もずっと
俺はリカちゃんを見るとドキドキして
リカちゃんが笑ってくれると胸は苦しくなる。
それと同時に嬉しくて堪らなくなるんだ。
もたれかかってくる身体から伝わる鼓動がやたらと早かったのは、俺だけの所為じゃない。
触れ合う温もりを感じながらそっと目を閉じる。
浮かんでくるのは……ほら。
やっぱり…ただ1人だけだ。
「……ハァ…なんとか間に合った…」
お互いの吐き出したものを綺麗に流し終え、慌ただしく着替えた俺たちは何食わぬ顔で宿に戻る。
そこには既に4人が帰っていた。
何か言われると思ったのに、誰も何も言わない。
それをなんだか不思議に思いつつも、俺は安堵のため息を密かについたのだった。
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