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「お、まえ……怒ってんじゃなかったのか?!」
「あれぐらいで怒るとか俺はどんだけ器小さいんだよ。
まぁ、ちょっとだけ傷ついたけどな」
らしくない泣き真似をして『傷ついた』ことをアピールする。
でも、そんなのは一瞬だ。次の瞬間にはニヤニヤしながら顔を上げる。
「でもまぁ…あの慧君が俺の為に手料理作ってくれたんだから許してあげようかなぁ。この俺の為に、あの慧君が作ってくれたんだもんなぁ?」
「別にお前の為じゃない!………こともない。」
「それどっちだよ」
「あぁもう!!お前の為だよ!どうせカレーなんて簡単なやつに苦戦してバカだと思ってんだ───っ!」
言い切る前に抱き寄せられ、耳元で囁かれた『ありがとう』の言葉。
リカちゃんらしくない意地悪くも偉そうでもない、たったそれだけの言葉。
あ…許してもらえたんだって俺の身体から力が抜け、リカちゃんの腰に手を回し、もたれかかった。
その時に気づいた下腹部に当たるナニか。
そう、ナニ…だ。
「ちょっと待て」
「あ、気付いてくれた?慧君がコレに関しては鋭い子で良かったよ」
鋭いも何もそんなモンが当てられてたら嫌でも気付くだろ。
「ふふっ。やっばぁ……慧君が可愛くて勃ちゃった」
最後に出てきた言葉はやっぱりリカちゃんだった。
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