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465 (R18)
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触れた肌はしっとりして熱い。
上下に擦ればグチュ…と水音を鳴らし、それが静かな部屋でやけに響いて聞こえた。
「はぁっ…っ、ん…」
『今どこ触ってんの?』
「っ裏、すじッ…」
『…俺と一緒。そのまま先に動かしてって』
竿を握っていた手を動かしながら途中カリの部分をきつく握ってみる。
「んっ…ぁ」
『今カリだろ?お前ここも弱いもんなぁ』
それすら言い当ててしまうリカちゃん。
さっきまで聞こえていたはずのリカちゃんの吐息はもう俺の嬌声に消されてしまっていた。
もしかしたら…俺をその気にさせる為にわざと聞かせていたのかもしれない。
性格の悪いリカちゃんならあり得る話だ。
『どこが気持ちイイ?俺の指は今、慧のどこにある?』
「アッ、指…リカちゃんの、指…」
『そう。慧は俺にどこ触られたい?』
どこを触られたいかって聞かれたら…全部、だ。
ドクドクいってる性器も、その上で戻ってきてと主張してる乳首も。
「ぜ、んぶ……ッ、全部触ってほしっ…」
『慧君ワガママ。すっげぇ可愛いけど無理だわ』
「無理、やだっ!!!んぁっ…リカちゃん、触って…お願いっ」
触ってとねだりながら、絶え間なく動く手。
聞こえるのが嫌だったはずなのに、今や性器を擦る音はより大きくなり、もう隠しようがなくなってしまっている。
『今日は乳首とペニスだけでイッて。アナルはお預け』
「そんっ、やだやだぁ……お尻、ほしいのにっ」
『お前指だけじゃ足りなくなんだろ』
「ほしいっ…はぁんっ、奥も、くれなきゃ…やだっ!」
乳首だけじゃ、性器だけじゃ足りない。
奥まで埋めてほしいのに。
他の何でもないリカちゃんで一杯にしてほしいのに。
『だーめ。慧のナカは俺が可愛がってやるって決めてるから。1人じゃイケない身体でも俺がいるなら大丈夫だろう?』
自慰なんて久しぶりの行為。ましてやリカちゃんに弄ってもらわなきゃイケなくなった身体。
身体の深いところから沸き上がってくる熱が燻る。
「アっ…先っぽ、もっと強くっ」
『…ん、イイね。慧の指すげぇ感じる…っ、は…』
右手で性器の頭を撫で鈴口を指で押し広げる。空いた左手は、またTシャツの中に消え硬く尖ったままの乳首を捩じりながら抓る。
どんどん身体は昂り頂点を目指して駆け足で昇っていった。
「ひっ!ンアッ、リカちゃ…イイっ……気持ちぃッ!
リカちゃんっ……もっと、もっとぉ!!」
痛いぐらいに乳首を抓り上げギリギリのラインで離す。
そうすれば重みのある刺激に同調して自然と性器を握る右手にも力が入る。
「気持ちイイ…っ…ぁ、だめっ…だめ」
『イク?いいよ、イッても』
「やだっ、一緒がいいっ!一緒に…んっ、」
触れあえないのならせめて同時にイキたい。
『じゃあさ、好きって言って。俺を呼んで俺を好きだって言えよ』
欲しがりで言わせたがりなリカちゃん。
俺様でドSなのに、たまに見せる可愛いところ。
全部大好きだ。
「んァ…はぁっ、好きっ、好き…リカ、好きっ」
『……っ俺も好き』
「や、イク…リカちゃんも、早くっ」
『早く…っ、なに?』
息が上がってきてるくせに。
自分だって限界なくせに。
本当に仕方ないヤツ。
「早く、出してっ……リカちゃ、んが…ほしっ…!
リカちゃんので気持ち良くしてよッ……!!」
『……やっばぁ。今の効いた。出すから溢さず飲めよ?』
お互いの名前を呼んで、どちらともなく好きと言い合って。
それぞれが自分に触れる指を相手のものだと思いながら自慰にふける。
そして絶頂の入口に2人で並んで共に落ちていく。
「んっ…アァァッ!!!」
『…はっ、慧っ…慧…』
手の中に吐き出したもの。
自分だけじゃイケない身体だったのに。
『…触らなくても俺を感じさせてやるって言っただろ?』
根拠の無かった自信。
それを実証してしまったリカちゃんは…やっぱりリカちゃんだと思った。
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