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「よく聞こえなかったんだけど。誰が何をするって?」
リカちゃんの手が俺の首元に触れる。今日は少し涼しいからってクーラーをつけずにタンクトップを着てたのを悔やんだ。
鎖骨まで降りてきた手が輪郭をなぞる様に滑っていく。
決して荒くはないのに有無を言わさない雰囲気に俺は固まったままだ。
「もう1回言えよ。何をしてやるって?」
「あ、あれは…違っ」
「違うって何が?もしかしてもうシた後ってこと?」
なんでそうなるんだ。俺がそういうのをするタイプかどうかなんて見てればわかるだろ。
それに今、浮気をしてる……かもしれないのはリカちゃんの方なくせに。
「多少のワガママは可愛いと思える。生意気も慣れてるし平気。けど言ったら駄目なことぐらいお前でもわかるだろ?」
冗談でもリカちゃんに『浮気してやる』なんて言っちゃダメだったのに。
構ってもらえない寂しさから、つい出てしまった言葉それは今、俺がリカちゃんを疑ってるのも関係するんだけど…って言えないよな。
「リカちゃん!仕事…っ、仕事があるんだろ?!
俺もう寝るし、な?!」
「何寝ぼけたこと言ってんの?この状況で仕事なんて出来ると思うか?」
「リカちゃんなら出来るって」
冷や汗をかく俺を、何一つ乱れたところの無いリカちゃんが見つめる。
フッと口角だけ上げて笑った後に出された声は、リカちゃんらしくない怠そうな声。
「別に本気でお前が浮気してるとは思ってねぇよ。どうせ構ってもらえない寂しさと、悩んでイライラした八つ当たりだってのはわかってる」
薄い布1枚を間に挟み、リカちゃんの手が肌を弄る。撫でるというには強く、どちらかというと引っ掻くような感じ。痛みのないソレに少しだけ気が抜けた。
そのタイミングを見計らって思い切り抓り上げられる。
俺が弱い弱いと言われている左乳首を。
「いっつ……!!!」
「あぁごめん。まだ濡れてないから痛かったか」
布との摩擦でチリリと痛む乳首に顔を寄せたリカちゃんが俺を見た。
ずれた眼鏡が瞳を遮るけれど、その鋭さは変わらない。
ゆっくり舌を這わせれば、着ていたタンクトップのグレーがその部分だけ濃くなった。
なんか…エロい。
「なに盛った顔してんだよ。お前自分がどういう立場にいんのかわかってんの?」
「ぇ…?って、いあぁっぁあぁ!!」
今度はチリッなんて可愛い刺激じゃない。噛まれた乳首が熱を持ってしっかりと痛みを訴える。
本気で嚙み千切られるんじゃないかって思ったぐらいに痛い。
ジンジン疼くソコをさらにゆっくりと舐め、リカちゃんが顔を上げた。
「今日は優しくなんかシない。いつでも俺がお前に甘いと思ったら大間違いだからな」
久しぶりにドS全開のリカちゃんが目の前にいる。
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