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711 (R18)
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「ちょっ…リカちゃ……ンッ」
頷いた途端に始まるキスは重なった瞬間から激しくて、ついていけない俺はリカちゃんの服にしがみつくしかできない。
そんな俺の頭と身体を撫でながらリカちゃんは角度を変えて唇を合わせる。
今からこんなんじゃ最後まで保たない気がして、なんとかリカちゃんを止めようとした。でもリカちゃんの身体を押し返そうとする手に力が入らない。
すっげぇ気持ちイイ。もう溶けちゃいそうなぐらい熱くて甘くて痺れる。
「気持ちいいね」
耳元で囁かれた声に頷く。やっと息ができて吸い込んだ空気が身体を巡る。
「もっとシていい?」
「っ…や、だ」
言葉だけの反抗は意味を成さない。
「嫌だは聞こえない」
耳を噛むという甘すぎるお仕置きをされ、身体がピクッと跳ねた。
裾から入ってきた手。もう十分に温まったはずなのに、その手が冷たく感じるのは、俺の身体がもっと火照っているからだ。
内側から焼けるような気がして、冷たいリカちゃんの手に身体を押し付ける。
「やっ…そこ、やだ」
「そこってまだ脇腹なんだけど。どこ触られても気持ちいい?」
シャツのボタンを片手で器用に外し、反対の手で素肌をなぞる。中に入ってきた冷たい空気に鳥肌が立った。
俺の身体からそれを剥ぎ取ったリカちゃんが自分のボタンも外していく。その肌が露わになればなるほど鼓動は早まり痛くなる。
胸が締め付けられるんじゃなく、心臓が握りつぶされそうなほど痛くて苦しい。
「リカちゃん…」
まだ何も始まってないのに涙が出そうになって、何かが不安で俺はリカちゃんに手を伸ばした。それに気付いたリカちゃんは、その手をそっと包み込んでくれる。
「怖い?」
「怖いんじゃない…けどなんか変」
リカちゃんを怖いと思ったりしない。こうやって過ごせるのは嬉しいのに…なんで泣きそうなんだろう。
俺の手にキスを落とし、頬ずりしながらリカちゃんは言う。
「俺は怖い。こんなに幸せになっていいのか、いつかまたいなくなるんじゃないかって思うと怖くて怖くて仕方ない」
俺がいるのを確かめるかのように握る力は強くなり、そして一気に抜ける。広げられた手のひらが触れるのはリカちゃんの左胸。
硬い素肌の奥からそれを感じた。
「慧君にドキドキが止まらない。心臓が慧、慧って叫んでるんだ」
俺よりも早いリズムで鳴る音。ドクンドクンと触れた手を震わせる音が伝わってくる。
「わかる?すっげぇ緊張してんの」
「リカちゃんの心臓…早い」
「うん。手の震えも止めらんねぇし、余裕そうに見せて結構必死」
ほら、と見せられたリカちゃんの手は小刻みに震えていて、驚く俺に本人は苦笑した。
こんなリカちゃんを見るのは初めてで怖かった気持ちが消えていく。
「それだけ俺がお前を思ってるってわかってくれた?」
身体に伸ばされた手はまだ少し震えていたけど、それすらわからなくなるのはリカちゃんが俺に触れているからだ。長い指で肌をたどって上へと移動する。
「ッ…んぁっ」
その指がたどり着いたのは俺の胸の飾りで、2か月ぶりに触られてツンと悦び勃ち上がる。
じんわりと広がっていく感覚が懐かしくて俺は胸を反らした。
潰すんじゃなく撫でる。抓るんじゃなく掴む。
「うぅ……やだぁ」
あまりにも優しすぎる触り方。
リカちゃんの意地悪な愛撫に慣れ切った身体はそれじゃ足りないのに、もっと強く触ってほしいのにシてくれない。
「リカちゃんっ…はっ……アッ」
「慧」
赤く色づいたそこに寄せられた唇に期待した。
「腰、揺れてるけど。指でこうされんの好き?」
「あっ、や…好き……じゃない」
「こうやって優しく撫でられるの好きじゃないの?」
「やだ…っ、それやだ!」
そんな優しいのじゃなくて、もっと強くシてほしい。
視線で訴える俺に、リカちゃんは唇で挟んだ乳首を見せつけるようにして尖った舌先で弾いた。
「ひっ!!つ…んっ」
何回も繰り返されて完全に芯を持ったそこに今度は吸い付く。
車の中で我慢させられたのも合わさって、早くも先走りが滲みだす性器。
リカちゃんが前を寛げてくれたそこは僅かに濡れてシミを作っていた。
「リカちゃん…早くっ……」
「ちょっと早すぎないか?」
「もう無理っ!また我慢すんの無理だからっ」
口で言えない代わりにリカちゃんの手をそこに当てて腰を揺らす。それだけでもうかなりの快感で、下着の中がグチュグチュいってるのがわかった。
でもまだ足りない。まだまだ足りない。
「リカちゃん……助けて」
早く俺を開放してほしい。リカちゃんにシてほしい。
「だからそういうのどこで覚えてきたんだよ…俺も余裕ないってさっき言ったろ」
「リカちゃん、リカちゃんっ」
チッと舌打ちしたリカちゃんが俺を睨み、その口が「覚えてろ」って動いた。
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