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712 (R18)
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大きなベッドの下に投げ捨てられた服。生まれたままの姿で飛び込んだシーツの海で溺れそうなほど深いキスを受ける。
妖しく動いていたその手が勃ち上がっている性器に触れると、直に体温を感じて俺の腰が跳ねた。
「やっ…ぁ」
首筋に当たるリカちゃんの吐息がくすぐったくて、でも握られた性器の気持ちよさにそんなの一瞬にして忘れる。
「んっ………ん」
首の付け根を強く吸って、ついた痕を舌で馴染ませる。このリカちゃんの癖も久しぶりだ。
「リカちゃん」
「なに?」
優しく触れるリカちゃんの手。それを俺も握って、でもまともには見れないから顔を背けた。こんなこと面と向かっては言えない。
「もっと……強いのが、いい」
「強いの?」
言い方が悪かったのか上手く伝わらない。目を瞑って俺は言い捨てた。
「優しくじゃなくて…っ、もっと激しいのがいいって言ってんだよ!」
リカちゃんの意地悪に慣れた身体は、こうやってふんわり包み込むような愛撫じゃ物足りない。痛いのと気持ちイイの間の刺激がほしい。
恥ずかしいのを我慢して言った俺に、リカちゃんは少し考えてから「駄目」と答えた。
「っ!なんで意地悪ばっか…!!」
「じゃなくて。久しぶりなんだから急に激しくしたら身体に良くない」
俺を気遣って優しくしてくれるらしいリカちゃんは、やっぱり緩い刺激を続ける。
次がほしくて続きを知りたくなる手つきに俺は耐えるしかできない。
クチュクチュと水音を鳴らしながら性器を擦ったリカちゃんが全身にキスの雨を降らす。こっちは油断した隙をついて噛まれるんじゃないかとドキドキしてるのに、その気配は無かった。
壊れ物を扱うかのように優しく丁寧に触ってくれるだけだ。
「はっ…ッ、やだ」
もっと早く擦って。もっと強く握ってもっともっと。言えない言葉が喘ぎに変わって消えていく。
「リカちゃんっ」
呼べば答えてくれる。手を伸ばせば握ってくれる。
「リカちゃ…出したいっ、早く…」
緩い刺激でも続けられれば積もり積もって大きな快感となる。気持ちいいがイきたいに変わった俺にリカちゃんは少しだけ力を強めてくれた。
様子をみながらもその手は俺の弱いところを責める。
「ふぁ…あ、やっ…やだ」
「いいよ、イっても」
「やだっ……やだやだぁ……ッ」
仲直りして初めてのエッチなんだから一緒がいい。首を振って嫌がる俺にリカちゃんが手を止める。
荒い息を繰り返す俺と、なんの乱れもないリカちゃんの視線が合わさる。
「久しぶりだからイけない?」
「ち…がう」
「だよな。もう限界のとこまで来てるみたいだし」
俺の先走りで汚れた指をリカちゃんが舐める。その姿にすらゾクッと鳥肌が立つ俺を見てフッと笑った。
「ちょっと待ってて」
そう言ったリカちゃんがベッドから降りてしまう。カウンターテーブルの向こうまで行ってしゃがみ込めば、その姿が消えた。
少しして戻って来たリカちゃんの手には何か握られていて…
「こっちの方が負担少ないから」
俺の身体をうつ伏せにさせ、腹の下に枕を入れたリカちゃんの指が後ろの窪みに触れる。
「……ひっ!え、アッ…なに?!」
すっげぇ冷たくてヌルヌルした感覚。自然ではないぬめりを帯びた指が後孔の周りを撫でた。
初めての感触に怖くて振り返ると、そこには俺の尻を凝視しているリカちゃんがいる。俺に気付いたリカちゃんが「どうした?」と聞いてきた。
「なんっ、か変…え、なに?」
「何って指だけど。まだ挿れてないから痛くないだろ?」
「痛くないけど…」
「良かった。痛かったらすぐに言えよ」
ゆっくりと入ってくる指。細くて長い指が浅いところを行き来すればあのヌルヌルもナカに入ってくる。
気持ち悪くて耐えていると、そのぬめりがまた強くなった。
「やぁっ!アッ、やだっ……ヌルヌルいやっ」
「ヌル…ってああ、そうか。お前これ使うの初めてだっけ」
これと言って見せられたのは右手に握られているボトル。透明な液体が入ったソレをリカちゃんが傾けたことによって、何かが俺の尻の窪みを通っていく。
後ろに挿れられた指まで到達した液体はグチュと音を立て、俺の体内へと入り込む。
「うぅ…ん……やだっ、やだやだ!」
気持ち悪い。ナカで動く指が、擦られた壁が熱い……それなのに注がれるソレは冷たい。
ぬめりと冷たさ。そして身体の火照り…わけがわからない感覚に震える俺にリカちゃんが問いかける。
「初めてのローションの味はどう?慧君」
そんなの答えは最悪に決まってる。
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