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714 (R18)
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ポスンと肩に感じる重み。そこに顔を伏せたリカちゃんが低い声でボソボソ呟く。
「慧君さ…今の反則だろ」
「リカちゃん?」
「ほんっと敵わない。お前には一生勝てる気がしない」
俺の肩から顔を上げたリカちゃんが近づいて来て鼻を噛んだ。
「痛ってぇな!急に何すんだよ!!」
「俺をからかったお仕置き」
「なっ、からかってねぇし!!」
両手で押された身体がベッドに倒れる。服を脱ぎ捨て、履いていたスラックスも放り投げたリカちゃんが覆いかぶさってきた。
やっぱり少し痩せてはいるけど、相変わらずいい身体で俺は恥ずかしくなって両手で顔を押さえた。
その手をリカちゃんが剥がそうとする。
「なんで隠すんだよ」
「いや…ちょっと見れない。だめ」
「何が?」
裸を見て照れたなんて死んでも言えない。
必死で顔を押さえる俺の足の間に入り込んだリカちゃんが、確認するように指を後ろへ忍ばせる。入り口を拡げて戻してを数回繰り返して身体を離した。
「辛かったら噛むなり引っ掻くなり好きにしていいから」
じっくり時間をかけて徐々に入り込んでくるモノ。指とは全然違う存在感で後孔を拡げ、さっきまでのが嘘に思えるぐらいにナカがいっぱいになった。
途中で腰を止めたリカちゃんが一息つく。
「大丈夫か?」
「っ…これぐらい、平気」
苦しいのに強がる俺にリカちゃんはさっきのボトルを手に取る。嫌だって言う隙も与えてくれず、2人が繋がっているところにソレを垂らした。
また鳥肌が立った。
「んっ…く」
俺が痛くないように浅いところばかりを責めて、腰を動かすスピードも勢いも弱い。
「それやだっ…やっ、奥、奥」
「駄目。そんなことしたら壊れちゃうだろ」
「やだ…足りな、奥ほしっ……もっときて」
自分から迎えようとする俺をリカちゃんは制してしまう。強い力で押さえられて、欲しいのにくれない意地悪な優しさに涙がまた零れる。
「なんでっ…」
「もう傷つけたくないから。今までできなかった分優しくしたい」
ローションの力を借りた挿入は全く痛くないのに、それでも強くはしてくれない。もっとって言っても笑いながら謝られてしまうだけだった。
意地悪で激しいのは嫌だって思ってたのが嘘みたいな行為を続けるリカちゃんの腕を俺は噛んだ。
「リカちゃんの…ッ、意地悪!」
痕が付くぐらい噛んで、引っ掻いて、それでも変わらない動き。ようやく奥までリカちゃんを感じた時にはもう俺はフラフラだった。
だってずっと気持ちイイんだ。いつもより弱い動きのくせに、イイところばっかり突かれて、全部がわからなくなる。
たまにはこういうゆっくりしたエッチもイイかもしれない…なんて思っちゃう。
「あぁッ…っ、ぁっ…あ、リカちゃ、」
「…はっ、慧……慧」
たとえば呼んだ名前に返事をくれることとか。
「気持ち、いいっ…そこっ、アッ…気持ちいっ」
「俺も。慧と1つだって思うと…っ、それだけでいい」
素直に伝えれば嬉しそうに笑ってくれることとか。
「す、き…リカちゃんっ、好き」
「それじゃ足りない。もっと、俺だけの…言葉が欲しい」
告げられる言葉の重さが、すっげぇいい。苦しくなるぐらい思われるのが俺は好きだ。
限界を感じながら俺はリカちゃんを締め付ける。さらに大きくなったリカちゃんのソレが後孔を押し広げ、隙間を埋めるように注がれたローションが伝った。
立った水音すら聞こえなくなるぐらい俺は声を上げて、リカちゃんにしがみついた。
「アッ、ぁ…やだ出るっ、もう出る……」
「いいよ、イッて。俺も……もうヤバい、っから」
やっと求めていた激しさが訪れ、強い力で奥まで貫かれた俺は何かを叫ぶようにしてイッた。
リカちゃんの身体にまた新しい傷を付けてようやく我慢し続けた欲を吐き出すと、ほぼ同時にリカちゃんも深い息を吐いた。
俺のナカで出してくれたんだって思って…本当に帰ってこれたことに心から安心する。
「やっばぁ…気持ち良すぎて変になる」
力が抜けたように笑ったリカちゃんがキスをくれた後に、鼻同士を当てて囁く。
「愛してるよ慧君」
俺の為に何でもしてしまうリカちゃんは異常だ。
でもそれが本当のリカちゃんなら、それすら愛しく思える。
強いて欠点を上げるなら1つだけだ。
「てめぇは相変わらず寒いんだよ」
笑って言った俺にリカちゃんは「黙れバカウサギ」ってお仕置きのキスをした。
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