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720 (R18)
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ソレはゆっくりとナカに入ってくる。ぐずぐずの後ろを埋め尽くし、根本まで飲み込んだ俺をリカちゃんがベッドに手をついて真上からまじまじと見た。
観察するかのように外れない視線が痛い。
「慧君さ、俺と離れてる間に煽り方上手くなったよな」
「あおり……かた?」
短い呼吸の間に問いかければリカちゃんはもっと奥まで腰を進めながら続けた。
「さっきからすっげぇ煽られてんだけど」
「やっ……奥、奥だめっ」
「その腰の動きも…っ……ナカ、もずっとヒクついてる、し」
上半身を起こしたリカちゃんが繋がったまま俺の手を引く。普通に動く時とは違った場所へと性器が当たり、熱い吐息が漏れた。
胡坐をかいた上に俺を座らせたリカちゃんが下から睨みつけてくる。でもその目元は赤く染まっていて怖くはない。
「奥っ…まで突かれるの好き?」
「やめっ…、深っ、奥熱い…っからやめ!」
「慧君答えて。こうされんの好き?」
掴まれた腰を前後に揺すられると目の前がチカチカした。さっき出しそびれたあの感覚がまた蘇ってきて俺はリカちゃんの胸に顔を埋める。
もう本当にだめで、小刻みに震える性器の口が開く。
「アッ…あぁっ、イク!!もう出るっ」
最奥の固いところをこじ開けられて、いっぱいに拡げられて。我慢し続けたモノが出口を求めて一気に昇ってくる。
後は吐き出すだけの何も考えられない瞬間が、すぐそこまで訪れていた。
「リカちゃんっ……リカちゃん…ッ、出ちゃうっ……出ちゃ、」
首に両腕を回し、自分からも腰を振る俺にリカちゃんは動きを止めてしまう。
またイかせてもらえなくて苦しくて俺は涙を流してねだった。
「もうイかせて…イきたいっ、出したい」
「じゃあ答えて。どうされんのが好き?」
「知らなっ…アァッ、全部…っ、全部好き!!」
優しくされるのも意地悪されるのも好き。最初は痛くてもすぐ気持ちよくなるし足りなくなる。
リカちゃんがくれるもの全部が好きで、きっとリカちゃん以外だと嫌で。
その気持ちを込めて俺は『好き』を繰り返す。リカちゃんが何度も聞いてきて俺に言わせたがった言葉を繰り返す。
「リカちゃ、好き…好きっだから……お願い」
自分で動くだけじゃ足りない。リカちゃんが動いてくれなきゃイけない。
「やだやだ!もう…ンッ、意地悪やだってば!!」
「イきたかったら言うことがあんだろ…ッ、ほらなんだっけ?」
リカちゃんの額から透明の汗が伝う。熱すぎる吐息と漏れそうな声を堪えながらも余裕ぶって笑う。
何が大切にしたいだ!どこが優しくして甘やかしたいだ!!!そんな気持ちを込めてリカちゃんの肩を俺は噛んだ。
優しさと甘さよりも意地悪さが増したとしか思えない。それなのにドキドキして心臓が苦しくて、離れていた時のことを思うと、どんなことをされても嬉しい。
「好き…リカちゃん…っ、もっと、もっと」
「もっと…ッ、どうしてほしい?」
もっと気持ちよくしてほしい、優しくしてほしい。
でも、それよりも限界までリカちゃんが欲しい。
「もっと欲しい…っ、ぁ…やだ……俺、だけ見てて」
「…はっ……それだけでいいのか?」
「もう好きにしていいからっ!なんでもいいから早く…ッ」
リカちゃんも限界が近くなって打ち付ける腰が強くなる った。色んな音と声が混ざり合う中で、やっと許された俺は頂上から飛び降りる。
「───んっアァ!!」
我慢し続けた所為で、ほとんど勢いの無い射精。
飛ばなかった白濁が肌を伝って2人が繋がった場所に合わさり、伸縮をやめない奥へと入り込んでいった。
眉を顰めて耐えるリカちゃんが「慧」と呼ぶ。
「早く…ッ、言って。慧の口から……聞きたい」
本当に俺の恋人は欲しがりだし気持ちが重たすぎる。でも俺にとっては世界で1番の存在なのは間違いない。
あの日の『さよなら』をいつまでも引きずっててバカみたいだ。そう思いながらも俺は口にする。
「リカちゃん、ただいま」
すっげぇ安心したように笑ったリカちゃんが俺を抱き寄せて身体を震わせた。リカちゃんが奥で膨らんだのを感じて、俺もギュッと抱きしめ返す。
『さよなら』が俺たちの始まりになる。いっぱい悩んで辛かった分だけ俺はリカちゃんを大切にしたい。
「おかえり」
たった4文字の言葉がこんなに嬉しいなんて思うのは俺がリカちゃんを愛してるからなんだ。
このバカでどうしようもなく手のかかるヤツでも、俺のものだから仕方ない。こんなにも思われてるなら仕方な……仕方ない、けれど仕方ないじゃ済まされない展開がやって来る。
出したはずなのに、まだ強度を保っているナカのリカちゃん。本人譲りの欲望に忠実なソレが壁を突く。
「じゃあお言葉に甘えて俺の好きなようにさせてもらうね、慧君」
「えっ……ア!待て!!やだリカちゃん!やだやだ待って…もうやだぁっ、あっ…あぁっ」
「2ヶ月分、たーっぷり可愛がってやるから喜べ」
俺の上で腰を振る姿は、徹夜で運転してたとは思えない。息も絶え絶えで伸ばした手で胸を叩くと、その拳がぎゅっと握られる。
「やっばぁ…愛してるよ、慧君」
きっと「愛してる」もリカちゃんの口癖になるんだろうな…そんなことを考えながら、俺はリカちゃんにキスをねだった。
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