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754 (R18)
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慧の動きに合わせて水面が揺れる。浴槽の縁と壁の間。そのスペースに浅く座った俺の腰元で、薄茶色の頭が前後に動いていた。
跳ねる水滴の音さえ消してしまう、熱い吐息と漏れた声が浴室内に響く。
「んむ…んっ、ん」
短く切れる声はウサギから出てくるもので、決して俺の声じゃない。どうして咥えられてる俺じゃなく、咥えているウサギが声を出すのか…その原因は、ウサギの右手にある。
「ほら、上も下も頑張らないと…自分でやるって言ったのはお前だろ?」
今日も可愛がってやろうとした俺を、ウサギは今回は自分ですると言って譲らなかった。どこでそのスイッチが入ったのか、今のウサギはすごく積極的だった。
何も言っていないのに俺のモノを咥え、自分で自分の蕾を解す。それを見下ろしながら受ける愛撫は格別だ。
響く声と目下の痴態、感じる温もり全てに包まれて俺は幸福のため息を零す。
「アッ…ぁ、や…ん」
おざなりになっていたウサギの手を、動かすように上から握る。思ったより奥まで入り込んだ指に、ウサギの喉がキュゥと締まった。
それに刺激された俺のペニスが膨れる。
「リ…あき、よし…んっ…はぁ」
「慧君さぁ、今日はどうした?やけに甘えたさん」
「別に、なんでもな……あぁっ」
浅い位置にあるイイトコロに指が当たり、ウサギの腰が跳ねた。仰け反らせた口からペニスが抜ける。
表に出たソレは水とは違う何かに濡れ、艶をもって天を向いていた。
拙い愛撫でも、特別な相手なら反応も変わる。
「もうおしまい?」
からかうように言えば左手でソレを掴んだウサギがまた口を寄せる。
かたくなに自分ですると言って聞かないウサギ。震えながらも再び咥内へとソレを含む。
「無理しなくても俺がヤってやんのに」
「うっせぇ…お前はっ、ただ感じてろ」
「どちらかというとお前の方が感じてんじゃねぇかよ。また腰跳ねてるけど大丈夫?」
沿ったことにより浮かぶ背骨の窪みを指でなぞる。突き出た鼻骨を親指で押せば、ウサギが鼻から抜けるような声を出した。
高く短い喘ぎが浴室に反響し、360度の方向からウサギの可愛い啼き声が聞こえる。
俺しか知らない俺だけの音色を聞きながら指を下へと忍ばせていく。
1本じゃ足りなくて2本目を咥えこむ蕾。温まった入口に指先が触れる。
「ここ、何本ぐらい入んのかな」
まずは1本目。既に入っていた自分の指2本と俺の中指の合計3本…それがウサギのナカを掻き乱す。
「あっ、あき……っんぁ!」
「いいから続けて」
「無理、や…っだ、やだぁ、指やだ!!」
自分の2本とは別の動きをする俺に翻弄されつつ、それでもウサギは必死に口での愛撫を続けようとする。
気持ちが空回ってまともな刺激はないけれど、歯だけは当てないよう気遣ってくれるのがいじらしい。
「やだっ………こっ…のクソ!」
でも生意気なところは変わらない。言葉では文句を言いつつも態度と身体で応えようとしてくれる。
「ふ…ぐっ、や…おっき……理佳の大きっ」
やっと落ちたかと思えば、
「アアッ!やめ…もう指やだ!バカバカ、バカぁ!」
やめてくれと俺の足を叩く。
その全てに大した愛撫も受けていない自身が反応してしまう。ウサギの不器用な愛情表現が堪らなくて、でも虐めたくて…後者が勝った俺は新たな刺激を後孔に贈る。
「んーっ!!!んっ、ん…ぁ、あ」
4本目の指を迎え入れた蕾がまた柔くうねった。
「ひぁ…あぁ……ぁ」
圧迫感に沈みそうになるその身体を支え、俺は浴槽へと戻る。本当はもう少し口でのご奉仕をしてもらいたかった気持ちが無いわけではない。
でも。
「あっ、あぁ…あきぃ……あきっ」
やっぱり快感に負けて俺を求めるお前が好きだ。
そんなお前を心から犯したい。
「慧君、5本目…イッちゃおうか」
新たな指で縁をなぞるとウサギは俺にしがみついて首を振る。やだやだと言いながらも動く腰は止まらない。
ツプン…と、僅かに入った指先。
「や………だ…」
怯えたその目がすげぇゾクゾクする。
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