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755 (R18)
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さすがに5本ともなれば痛みを伴うのか、ウサギが身体を震わせる。
奥までは挿れずに止めてやると、俺の首に片手でしがみつき、浅い呼吸を繰り返した。
「痛い?」
問いかければ首を振って否定する。
「痛、くはないけど……お湯が」
ナカに入る湯が嫌なのかウサギが下腹部に力を入れた。その行動がバカなのにどうして気づかないのだろう。
「ンッ……はぁ」
自分から指を締め付け、自分から善くなってしまう。
「バ…カ、もう抜けって…挿れ、すぎ」
「そんなに言うなら自分の指抜けよ。いつまで挿れてんの?」
俺の指は3本しか入ってないのに。残り2本は自分の指のくせに、すっかり忘れていたらしくウサギはまた泣きそうな顔になった。
「慧君かっわいい。気持ちよすぎて忘れてたんだ?」
「ちっ、違う!」
「じゃあなんで挿れたままなんだよ」
「っ…た、たまたまだ!!」
勢いよく自分の指を抜いたことによって拡がったナカに新たな湯が入る。それを助けに俺は奥まで指を突き刺した。
「やっ…やぁぁ!!!」
2人の間にあるウサギのペニスが震える。吐き出した白濁は湯に消され姿を現さないけれど、その声、その息づかいで絶頂を迎えたのは明白だった。
「なんで慧君が先にイッちゃうかな」
「はっ…ぁ……やだ待って、待って」
「後ろに指突っ込まれんの好き?」
奥の硬い壁を慣らすように突く。上手く飲み込んだ蕾は指も湯も離さず、伸縮を繰り返して更なる奥へと誘う。
スムーズになった指の挿入に身体全体を揺らし耐えるウサギのペニスが元の大きさに戻った。
回復の早い慧君が2回目の頂点を迎えるのは時間の問題だろう。
でも、俺もそろそろ限界…早く1つになりたい。
「やっ、や…指っ…ゆび、」
「抜いてほしい?でもこれ抜いたら他の入っちゃうけどいいの?」
バラバラに動く3本の指と、熱と…そして声に追い込まれていくウサギ。そんなウサギに自分でも意地が悪いとわかりながらも口にしてしまう。
どう考えてもありえない冗談を。
「こんなに拡がったなら何かで塞がないと。中に湯が入ってお腹壊すかも」
「え、お…腹?」
「そう。奥まで入って冷えちゃうだろ?そうしたら旅行どころじゃないよな…」
ゆっくり指を抜き差しし、湯の存在を示す。頭が回っていないウサギは焦り涙目になった。
素直じゃないなりに楽しみにしている旅行。理由をつけて雑誌まで買っちゃうほど喜んでくれた旅行。
「慧君との旅行…楽しみだったんだけどな」
そう言って寂しそうに笑えばお前は必ず落ちる。俺の求める言葉をくれる。
「やだやだ!!旅行……行きたい。リカちゃんと行く」
もう名前にこだわれないほど必死になって可愛い。
そんな可愛い慧君が、涙混じりに甘い声で次を求めた。
「お願い…リカちゃんお願い」
「んー?お願いじゃわかんない」
俺はナカから指を抜く。まず1本目。
「リカちゃんっ…やだぁ!」
「抜いてって言ったのはお前だろ」
そして2本目。
「抜いちゃ嫌だ!やだってば」
「慧君ワガママばっかり言っちゃ駄目」
3本目が抜ける寸前。指先だけを忍ばせて俺は囁いた。
「……全部抜けちゃうけど、いいの?」
やだやだ慧君。生意気でワガママで素直じゃない。騙されやすくてバカで、でもそんなお前に溺れる俺はもっとバカだ。
キュウ、と後ろを窄ませて必死な形相でウサギが言った。
「リカちゃんので蓋して…っ、俺をいっぱいにして」
「やっばぁ…慧君のエッチ」
いっぱいにされるのは俺の方なんだって、お前は気づかない。だから簡単に騙されて、喜んで、身体を任せてくれる。
「このまま自分で乗って動いて」
「それ苦手だって言ってんのに…っ!」
自分で迎え入れるのも動くのも苦手なウサギは、躊躇いつつも腰を上げる。最後の指が抜けて身体を震わせながらも尻に力を込めた。
俺が言った冗談を信じて湯が入らないように。
秘部が触れると、そこは小刻みに蠢いていた。
「慧」
入る直前に名前を読んだ俺を慧が見た。涙で濡れた瞳がきらりと輝く。
「早くお前の中に入れて。深いところまで独り占めしたい」
その言葉に慧は心からの笑顔をくれる。
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