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6時間目開始のチャイムが鳴り、しばらくして終了のチャイムが鳴る。
それから30分。
そろそろ帰るか、と重い腰を上げた。
3人揃って教室へ向かえば、向けられる視線に潜めた声。
……本当にウザい。
どうせ良くない話してんのはわかってんだから隠さなくていいっての。
「相変わらず慧は見られるねぇ」
「コイツ顔だけは良いからな。顔だけは」
「でも本人は勘違いしてっけどね」
2人の会話なんて聞いてもない俺は、その視線に苛立ちながらも完全スルー。
たまに挨拶される事もあるけど知らないヤツに挨拶する意味がわからねぇ。
誰彼構わず挨拶してたら一生し続けなきゃならないと思う。それとも挨拶すんのが趣味か?えらい悪趣味だな。
ほとんど帰った教室内。
もう残ってるのは2.3人。
誰も近寄らない窓際の俺の席。
知らない男が座っていた。
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