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「もっと俺で一杯になって俺の事だけ考えてろよ」
掴まれた顎が微かに痛む。
目に映る景色の全てがリカちゃんで埋め尽くされ、視覚と聴覚、嗅覚に触覚…身体全てでリカちゃんを感じた。
「お前は誰のものだっけ?」
「……リカちゃん」
「偉いね。ご褒美は何がほしい?」
「…………リカ、ちゃん」
「いい子だ」そう囁かれた耳から熱が広がり、身体が焼けそうなほど熱くなる。
「ここが外じゃなきゃ今すぐ可愛がってやれんだけど…夜まで我慢しろよ。エロくて可愛い慧君」
「…んっ」
俺の耳を長い指で撫で上げたリカちゃんが、コートに隠すようにして、そっと指と指を絡め取る。
車までの数分間、誰かに見られるかもしれない緊張感を抱えつつ俺はその手を握り返した。
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