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「あら…そうなの?」
「え?!」
「だよなぁ?ウサギ」
「あのっ…」
「まぁ!それは妬けちゃうわ…」
「可愛い可愛い慧君はおねだり上手なんだよ」
車内には悪魔2人と、その餌食になってる俺。
「……美馬さんとこ…乗りたい…。」
サービスエリアに止まるまで俺は2人の攻撃を受け続けた。
「俺、次は兄貴のとこ乗る」
「俺もリカちゃん先生のとこがいい」
「俺は美馬さんとこがいい」
そう返した俺に、驚いたように拓海と歩の2人がこちらを向く。
休憩のために寄ったサービスエリアでリカちゃんと桃ちゃんは一服、美馬さんは桃ちゃんの監視、俺たちはトイレに来ていた。
しれっとタバコを吸いに行こうとした歩は美馬さんによってお説教をされ、渋々諦めていたのだった。
ちなみにその後「隠れて吸えばこっちのもんだ」と言っていたのは俺の聞き違いじゃないはずだ。
「慧はリカちゃん先生のとこだろ」
「じゃなきゃあのバカ兄貴絶対拗ねるぞ」
「……そんなの知るかよ」
不思議そうな2人を連れて戻れば、仲良く3人で喋っている大人組。
背が高く男らしい美馬さん、黙っていればイケメンの桃ちゃん。
そして誰より目立つリカちゃんがいる。
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