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346 (R18)
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「っ…慧、慧………っは、」
最後に思い切り奧まで突かれ、そのタイミングで紐が外れる。
溜まりに溜まった大量の精液が集まって一気に吹き出した。
「ーッ!!!!!!」
声にならずに盛大にイッた身体。
力の抜けた俺を支えてくれる腕。
縋り付いたはずの手から力が抜けていく。
「……ちゃん………消えたら…、また……付けて」
意識を飛ばす前に辛うじて出た言葉に、
今度は鏡越しじゃなく本物のリカちゃんが笑った。
*
意識を飛ばした慧を寝かせてやり、身体を清める。
白くて綺麗な慧の裸体にはさっき付けたキスマークと真新しい歯型。
痛みに悦び、残された痕に涙を流して笑った慧。
ずっとドライでしかイカせなかったから簡単に飛んでしまった。
サディスティックな俺にマゾヒズムな慧。
俺が何度も抱いて作り上げたものではあるけれど、きっと慧は生まれ持ってM気質だったはずだ。
それを開花させたのは紛れもなく自分。
そう思うと身体の奥が熱くなる。
もっと苛めたい……もっともっと泣かせたい。
最愛の人を自分色に染めて、自分しか見えなくするのは快感でしかない。
深く眠りについた唇に口付けを落としバスルームへ消える。
俺とのキスもセックスも大好きで、俺のことを愛してやまない慧が可愛くて仕方ない。
自分の重たすぎる偏った愛に悩む時もあるけれど、それでもやめられない。
「あいつ明日立てねぇだろうなぁ…」
起きたら文句言われるだろう……まぁ、気が向いたら甘やかしてやってもいい。
そう思いながら汚れた身体を清める。
せめて身体ぐらいは綺麗でいたい。
そうでもしないとあいつの隣にはいられない。
俺は嘘は吐かない。
だから何も聞かせない。
それに気付かず笑っているあいつを思うと、突き刺さるような痛みが走った。
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