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421 (R18)
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「ンァ、あぁっ……いやぁっ!!!」
ゆっくり潜り込む楔は俺のナカを味わうように壁を擦り、脈を伝えてくる。
重力の力を借りて奥へと確実に狙いを定めて。
「……はぁっ、ん…」
震える足を叱咤させ上下に動けば、捕まるように手が導かれたのはリカちゃんの肩。
皺が寄るのも忘れて離さないようギュッと握った。
「ナカ動いてるけどワザと?」
「やっ、違う……わかんなっ!!」
「なんか女みたいな身体」
女の身体なんか知らない。
俺はリカちゃんしか知らない。
「あっ……比べ、てんじゃねぇ!!」
リカちゃんも俺だけ知ってればいい。
触るのも触られるのもイクのもイカすのも俺だけでいい。
もう2人以外いらない。
俺はリカちゃんだけいれば…それでいい。
「やっばぁ…慧君がヤキモチ妬いてくれてる」
自分も腰を揺らしながら右手は俺の性器を愛撫する。
その動きは、まるで謝られているみたいだと思った。
弱いところを狙って穿たれながら、勃ち上がった竿の先を撫でられ自然と身体が跳ねる。
「はぁっン!!!ぁっ……ンッ」
「兎丸、ちゃんと先生をイカせて。
お前の全身で俺を愛して」
「…ッ、あぁんっ…先生っ、先生ッ!」
リカちゃんが気持ちよくなれるよう自分だけイカないよう根元を握る。
これはリカちゃんに何度も抱かれた身体が学んだ俺たちのセックスの仕方だ。
こうしていれば俺だけイクのを防げるから。
リカちゃんを悦ばせることが俺の快感だから。
「せんせっ……ぁっ、イイ?俺、ナカ…気持ちい?」
「…ン……。イイよ。兎丸が乱れてんの、好き」
好き。俺も…好き。
ダラダラと我慢汁が垂れてリカちゃんの下腹部を汚す。
結合部から卑猥な音と水が漏れるけれど、それよりも2人の吐息の方が大きくなっていく。
「好き。俺はお前が…っ、好き」
「ふぁ……んっぁ、名前!名前ッ!!!」
慧って呼んでほしい。
もう先生ゴッコはやめて名前で呼んでほしい。
「お願ぁっ……ァ、名前で…呼んでっ」
快感の熱にうなされながら何度もねだる。
そうすればリカちゃんは俺の頭を撫でながらキスをくれる。
「………け、」
全身を熱くさせる甘い声が俺の名前を呼ぼうとした。
ブーッブーッブーッ…………
2人の動きが止まり、視線は振動音のする場所へ。
ポケットからスマホを取り出したリカちゃんがチッと舌打ちをする。
「猿渡か」
それはウチの数学教師の名前。
「…………出ない、わけにいかねぇよな」
嘘だろ?と思う俺をよそに、通話ボタンが押された。
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