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464 (R18)
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『………っ』
スマホに触れる右耳から聞こえる微かな吐息。
それが左耳に抜けていく。
遠く離れた場所で自慰をしているリカちゃんと、それを聞くだけの俺。
なんの羞恥プレイだと思いながら、どうして聞いてる俺の方が照れるんだろう。
『っ慧…なんか、喋れよ』
「なんかって…言われても」
『お前の声聞かないとただのオナニーになんだろ。
それじゃ意味無いんだって』
リカちゃんを感じさせてくれるらしい行為。
バカなこと言ってんじゃねぇと呆れたくせに、いざ始まると電話を切ることすら忘れて聞き入ってしまう。
リカちゃんが俺を想像しながらヤッてんだと思うとドキドキする。
時折出てくる『慧…』が聞きたくて、もっと呼んでほしいと思ってしまう。
つくづく自分はアブノーマルな世界に堕ちてしまったらしい。
『なぁ。乳首でいいから触って。慧君の可愛くてエロい声聞きたい』
「でも…」
『それとも俺が他のことで抜いていいのか?
お前以外を想像して感じてほしい?』
…それは嫌だ。
たとえ想像でも俺以外に触れるのは許せない。
『早くやれよ』
強く言われればリカちゃんが刷り込まれている身体は勝手に動く。
脱ぐのは恥ずかしいからTシャツの裾から手を忍び込ませ、恐る恐る触れる。
まだ柔らかくてふにゃふにゃ。
なんの膨らみもない、その小さな頂に指の腹を宛てがい軽く押してみた。
押して…くるくると円を描く。
少しだけ反応を見せたソレを今度はつつく。
「……ぁ、」
『少し強めに抓って。慧は左の方が感じるから』
「ふ、んぁ……ゃ」
言われた通り左の乳首の方がピリッとする。
何度もこの身体に触れたリカちゃんだから知っていること。
『慧は弾かれるのが好き。引っ掻かれるのは大好き』
「や、好きじゃな」
『本当は噛まれるのが1番好きだけど今は無理だな。
帰ったら好きなだけ噛んで吸ってしてやるよ』
尖って敏感になった部分を噛まれる感覚。
その痛みと言いようのない快感を想像して濡れた。
これがリカちゃんの指だったら…次は何してくれるんだろう。どうやって俺を可愛がってくれるんだろう。
そして、欠片ほどだった理性が崩れてゆく。
「リカちゃん……も、もっと」
『もっとなに?』
「ぁ、ちくび…触って……」
『…………可愛い。スピーカーにして両手使ってごらん』
今度は両手でそれぞれを抓る。
さっきより強い痺れが走って鼻から声が抜ける。
『そのまま好きに動かして。声は我慢しないで』
「ぁっ……ぁ、んっ…」
『その調子。慧の喘ぎ声好き。エロいのに恥ずかしそうなのが堪んねぇ』
「や、だっ…そんな、」
『すげぇよ。俺の脈打ってるもん。慧君マジ天才』
素直に嬉しい。
リカちゃんの大きなアレが俺の声で悦んでくれてる。
もっと気持ちよくしてあげたい。
もっと気持よくなりたい。
『慧の指だと思うだけで怖いぐらい感じる。お前は?』
「俺は……、」
『お前に触れていいのは俺だけだろ?』
これはリカちゃんの指。
だから感じるんだ。俺が淫乱なわけじゃなく、リカちゃんだから気持ちよくて当たり前なんだ。
『慧。早く脱げよ。
涎垂らして勃起させてんの見せてみろ』
「んぁっ…なんで、知っ」
『慧のことなら何でもわかる。だって俺と慧は離れていても1つだろ?』
遠慮なく煽る言葉に伸ばした指の先。
滲んだ先走りで染みが広がる下着を押し上げるのは、欲望に忠実すぎる俺自身。
ずらした下着から勢いよく飛び出た性器が赤い頭をもたげていた。
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