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俺の下にいるリカちゃんが抵抗しようともがくけれど、俺は知ってる。
リカちゃんは俺を絶対に傷つけない。だから俺を落とすほど暴れたりしないし、腕を振り上げたりもしない。身体を捩ったり押し返したりするだけだ。
「ウサギ、もうやめろって」
「やだ。やめない」
ボタンを外してスラックスからシャツを抜けば現れるリカちゃんの肌。
下に着てるタンクトップが邪魔で首元まで捲り上げた。綺麗に筋の入った腹筋を舌先でなぞる。
「ちょっ…おいマジかよ」
さすがのリカちゃんも俺がこんなことをするとは思ってなかったらしい。いつもの余裕が少し無くなったのが嬉しくて俺はもっとシたくなる。
いつもリカちゃんが触って舐めて、可愛がってくれるところに手を伸ばす。
男のこんなトコ舐めて何が楽しいんだかわかんないけど。小さく色づいたリカちゃんの乳首に軽くキスをした。
そっと舐めて舌で弾いて…いつもどうされてたか思い出しながら必死に吸い付く。
さっきまで逃げようとしていたリカちゃんが動くのを止め、おとなしくなった。きっとリカちゃんだって本当は気持ちよすぎてメロメロになって……
「下手くそ」
メロメロどころかすげぇ冷めた目で俺を見る。
黙っていたのは声を殺してたんじゃなく、乳首に吸い付く俺を眺めていただけだった。
「感じてたんじゃ…」
「誰がそんな下手な愛撫で善がるんだよ。そんなのただ子猫に舐められてんのと変わらない」
「こね……こ」
俺の持ってる知識とテクニックを出し切ったはずが子猫呼ばわり。ショックで襲ってやろうっていう気持ちが萎えた。
むしろ何もなかったことにして帰ってほしいとさえ思ってしまう。
「慧君続きは?」
こんな気持ちで続きなんて出来るわけない。リカちゃんから降りようと身体をずらす。
「え…?」
その時に不意に当たったモノ。乳首をどれだけ舐めても吸っても、噛んでも吐息さえ零さなかったはずのリカちゃんだったのに。
「なんで勃ってんの?」
スラックスの薄い布地が膨らんでいて中にあるモノは確かに反応している。
「なんでって、そりゃもちろん」
腹筋を使って起き上がったリカちゃんが顔の真ん前まで来てニッと笑った。
跨いで座ったままの俺を抱き寄せれば反応したリカちゃんの下半身が俺のソレとぶつかる。
「っあ!」
その状態のままで腰を動かされれば、まだ反応していなかった俺も緩く膨らんでくるのがわかった。
ムズムズして、でも熱くなってくる。
「リカちゃんっ」
「ほら。もう襲ってくんないの?」
「や、やだ!」
「俺のココ、慧君に襲ってもらいたくて待ってんだけど」
ココってのは俺に擦りつけてくるリカちゃんの性器のこと。まだ完勃ちじゃないくせにもう大きいのがわかる。
服越しにグリグリされて思わずリカちゃんの襟元にしがみついた。
「慧君もうおしまい?」
「ふぁっ……ぁっ」
「こらこら。先に仕掛けてきたんだから責任とれよ」
落ちないように腰を固定され下から突き上げられるのが気持ちイイ。直接じゃなくて物足りないのに、たまにズレて予想外のところを刺激されるのも堪らなかった。
「早く続きしろって。俺を襲ってくれんじゃないの?」
上目遣いでニヤニヤして…そんな顔したヤツが襲ってくれなんて間違ってる。
「けーい君…………早くしろよ」
鋭くなった視線と落とされた声に、俺は自分からリカちゃんのドSスイッチを押してしまったことを後悔した。
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