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【カラ松視点】愛しさ7【エロあり】
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「カラ松ぅ、ね、今日飲みいかな~い?」
おそ松は俺の背に寄りかかって、まとわりついてきた。
奢らされる予感。
「悪いなおそ松。今日はだめだ。また誘ってくれ」
「はぁー付き合いわるー」
俺はおそ松を引き剥がし、ぶーすか文句をたれるおそ松を残して外へ出る。
平日の午後2時のことだった。
青いつなぎのポケットには財布を忍ばせていた。こっそり通っていたパチンコと競馬でなんとか貯めた10万円とその他小銭が歩く度に音を立てていた。
そうして向かった先は、あの路地裏。
「やっぱりここにいたのか一松」
路地裏の奥、一松はマスクで口元を隠して、膝の上に何匹もの猫を乗せていた。
「あ、浮気現場見られた」
一松はそんな冗談を言いながら、マスク越しに猫にキスをした。
「フッ…猫なんかに嫉妬しないさ。本命は俺だけ、そうだろ??」
「まあクソ松もネコだしな」
マスクの上からでもわかる。一松がにやりと笑ったのが。
そんな一松の前に座り、俺も猫を抱く。
「この子はなんて名前だ?」
「……ミー子」
「ミー子! なんて素敵な名前だ。まるで、優しく子を抱くビューティフルな聖母のような名前だ」
「……そいつ男だよ」
「性別なんて関係ないさ。名前は名前だ。それが
良いものであることに変わりはない」
ふーん、と呟く一松。
俺は深く息を吸って、猫を愛でる一松の手を両手で握った。
「一松」
「……なに」
「これからホテルに……行かないか」
俺の言葉に一松は目を大きく見開いた。
が、すぐに目をそらしてため息をついた。
「行きたいけど、金がないんだから物理的に無理でしょ」
猫に視線を戻した一松の前に、俺は財布を出した。一松は困惑しつつも、その財布の中身を確認して、息を呑んだ。
「は? 何この大金」
「これで行こう。な?」
「……男同士で入れんの」
「言っただろ。性別なんて関係ない。恋人は恋人。それが愛し合っていることに変わりはない」
俺の言葉に一松は短く笑った。
「いいネ」
そうしてマスクをより深くつけ、俺の手を引いた。
一松の息がすでに荒くなっていることに、少しの高揚感を覚えながら、俺は早足になった一松の後ろを必死についていった。
ホテルに到着したのは、3時を過ぎたくらいだった。無人フロントで選んだ部屋は少し贅沢をした。
せっかくの10万円をこんなとこに使うなんて馬鹿だな、と一松は嬉しそうに微笑んだ。俺もそれにつられて、自然と頬が緩んだ。
部屋に入ると、大きなベッドが目に入った。赤のライトが淡く俺達の顔を照らした。
慣れない雰囲気に変に緊張して、まっすぐに一松の目を見ることができなかった。
「ねえ……」
一松の低い声が、吐息とともに俺の耳をくすぐった。
「抱かせて」
一松は俺の返事は聞かずとも分かるといった感じで、俺と唇を重ねながらゆっくりとベッドへ押し倒した。
キスしながら、一松は器用に俺から服をはいでいった。
一松の口が離れたとき、俺はほぼ無意識につぶやいてた。
「抱いてくれ……めちゃくちゃに。一松に抱かれたいんだ」
一松の目が弧を描いた。
そんな一松の唇が俺の胸に降りてくる。
俺は静かに一松の首に手を回した。
「あっ……いちまっ」
「敏感すぎ。まだ乳首も触ってないのに」
「触ってくれ一松……」
「淫乱」
一松は俺の腹から胸をゆっくり舐めた。舌が胸の突起に近づくにつれ、ぞくぞくと身が震えた。
やがて一松の舌は俺の胸のつぼみを見つけ、舌先でそれを転がす。
「はぁっ……やぁ……っ」
時折、それを吸い上げる。
「んんっ、あっ」
時折、甘噛み。
「いっ……」
一松の口が胸から離れたかと思えば、またそれは唇へと戻った。
それは長くゆっくりとねっとりとした熱いキスだった。
お互いの舌を舌で遊び、絡め、吸い、唾液を交換する。
「はっ……んっ……んん……」
「ん……」
一松はキスの間、ずっと俺を見つめ続けた。
その表情は優しかった。
「あっ……いひまっ……ぅ……んんっ!!」
「え……イッたの?」
いってしまった。
自分でもここまで感じているとは……。
「下触ってないのに。胸とキスだけでイッたの? ヘンタイ」
一松は俺の下半身を乱暴に握った。
「あっっ……い、いち……っ」
そして、一松も自身を出した。それは凶暴なまでに膨れ上がり、反り返っていた。
一松は勃起したそれを俺のそれと一緒に握った。
「やっ……それ、なんぁ……へん……っ」
「あ? 気持ちいいだろ」
「イッたばかりだからっ……あ、あまりぃ……触らないでっ……く、れ」
「カラ松が触れって言ったんでしょ」
「出ちゃう……あっ」
「出せばいいじゃん、ほら」
ちがう、いつもと違う。
「はやく、精子だせば?」
「ち、なんか、別の……あっ、出るっ」
「は?」
せりあがってくる、なにか。
今までに感じたことのない、大きな快楽の波……。
「あっ、い、いぃっ――ッ!!」
「え……、やば。カラ松兄さん、これどうする気?」
「止まらなっ……あぁ……」
「弟の前で小便漏らすとか……、ああ、潮噴きってやつ?」
しおふ……?
俺は快楽の波に飲み込まれた。止まらないその液体はベッドを濡らした。
「そんなに気持ちよかった?」
「すごく……きもちかったぞ……」
一松はその液を汚いとは言わなかった。
俺の穴の周りを指でなでた。
「なんか……。もしかして、家で……」
一松は戸惑いつつ俺に問いかけた。
俺は頷く。一松の目を見て。
「あぁ。家でちゃんと準備してきた。だから、はやく、はやく一松のモノにしてくれ」
俺は頭がどうかしてるのかもしれない。自分で尻の穴を広げて見せて、入れてくれと恥ずかしげもなく懇願している。
でも、一松の荒々しい鼻息と、恍惚とした表情が見たくて見たくてたまらないんだ。
はやく、一松を独占したいんだ。
「じゃあ入れてやるよ。淫乱なカラ松兄さん」
「はぁ……あっ」
冷たいローションが垂らされ、そこに凶悪なそれがあてがわれた。
やっと、やっと――。
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