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プロローグ 3
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「今日のラストー!レッドがリョウタを助けるシーン!ヨーィ…スタートっ!」
「うっ…離せっーーー!」
「ひゃっひゃっひゃっーー!離すものかぃ!お前を囮にして、今日こそファイブレンジャーをぶっ潰すわぁー!!」
よしっ。怪人に崖まで連れてこられた、次はレッドが…
「待てっ!ワルインダー!!これ以上お前の好きにはさせない!リョウタを離せっ!」
「レッドっ!」
「くっそぉー!お前1人ぐらいワシがたたきのめしてやるわぁー!!」
「必殺ファイアーシュートっ!」
必殺技っ!怪人は崖下に落ちる。
そして、爆発っ!!
ドカーーーーンっ!!
その時だった。
爆発の衝撃で地面が揺れ、俺は足を踏み外した。
「あっ…」
ヤバイ…落ちる…。
ガシッ!!
すると、落ちる間一髪で久我鳥さんが俺の腕を引っ張った。
俺は久我鳥さんに抱きしめられ、揺れが治まるのを待った。
「あっ…くっ…///」
「腕を引くタイミング…。一緒に確認しただろ?それに言ったじゃんか、助けに行くって…」
ドキッ…ドキッ…ドキッ…///
久我鳥さんが、助けてくれた…///
監督はカメラを回し続けている。
演技は続いている。
演じなきゃ…台詞を言わなきゃ…
だけど、爆薬の臭いと…黒いプラスチックのレンズごしに見える久我鳥さんの顔と…久我鳥さんの腕の中と……ドキッドキッって、心臓が痛い。
顔が熱い…久我鳥さんに触れてるところが熱い…何故か、台詞と違う事を言い出しそうだ…
これは…これは………
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