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5 葦原 颯
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「くそっ…あいつ、許さねぇ!!」
「よしっ!変身だっ!!」
「おうっ!」
「カット!!よーしっ!!変身前終わりっ!!つぎ〜変身後撮るよー!!」
初日での俺達の撮影が終った。
次は、久我鳥さん達の撮影だ…///
「俺はもうひと頑張り〜」
「頑張ってください!」
山川さんが変身スーツに着替えて撮影場所に向かう。
「まだ久我鳥さんは控え室かな……」
「誰がまだ休憩してるって?」
「うわっ///」
後ろから久我鳥さんの声が聞こえた。
振り返ると、久我鳥さんに頭をポンポンされた。
「颯君達の演技見てましたよーあの頃より、随分と上手くなったねー」
「かっ…///からかわないで下さい!!///」
久我鳥さんは俺の髪をくしゃくしゃさわる。
久我鳥さんの手は硬くて、あの時と変わらない…///
「でも、やっぱりあれは颯君だって思った…」
その瞬間、クシャっと笑顔だった久我鳥さんの顔が優しい微笑み久我鳥さんの顔になった。
あの時、崖から落ちそうになって助けてもらった時と同じ顔…。
「じゃあ、頑張って来ますか〜」
パッと久我鳥さんの手が俺の頭から離れる。
「あっ…頑張って来て下さい!!///」
「うん!ありがとう!!」
大きい背中…///
って、俺は女子かよ…
俺は現場に向かう久我鳥さんの背中を見送った。
「あっ!颯君!颯君!ちょっとお話があるんだけどー」
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