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19 葦原 颯
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「すみませんっ!!遅くなりましたっ!!」
梅ちゃんと合流して急いでスタジオに向かうと、背の高い男の人がいた。
もしかして、この人が....。
「はじめまして!!葦原颯です!!遅くなってすみません。」
「東海林拓篤です。こちらこそ急に呼んでしまってすみません。」
落ち着いていて大人な人だ....
歳は久我鳥さんと同じ位かな....?
「急がせてしまってごめんね....疲れたでしょぅ?少しお茶でも飲んでお話しししょう。颯君と話して見たかったんだ。」
拓篤さんはそう言うと少し微笑んでテーブルの方に俺達を誘導する。
「あっ!!あの....俺はこれから事務所で会議が入ってしまったので、これで失礼します。」
「えっ....帰っちゃうの?」
「うん。今日はここに戻ってこれそうに無いんだ....東海林さん、あとはよろしくお願いします!」
梅ちゃんは少し早い口調でさっさとスタジオから出ていってしまった。
....なんか........気まずい。
「マネージャーって仕事は大変そうだね。まぁ、颯君も座ってよ。」
「あっ....はぃ。」
俺は拓篤さんに言われた通り拓篤さんの向かいの椅子に座った。
すると拓篤さんは2人の分のお茶を持ってきた。
「はぃ。颯君の分。」
「あっ!!ありがとうございます!」
俺は拓篤さんからお茶をもらいそのまま飲んだ。
なんか....あんまり美味しくないな....。
「そのお茶美味しいでしょ?この間まで中国で仕事をしていてね、俺このお茶好きだから買って日本でも飲もうと思ってたんだ」
「あっ....そうなんですか....!!美味しいです....」
本当はマズイなんて言えるわけなく、味は気にせずお茶を飲みほした。
「............美味しそうに飲んでもらえて良かったよ。じゃあ、撮影してみようか?」
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