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23 葦原 颯♡
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「大雅は大学時代、俺の親友だった奴だよ」
大学....?
親友....?
俺の知らない久我鳥さんの過去。
俺がその言葉で不安になっていると拓篤さんは優しく笑ってバイブを中に入れてきた。
「でも....今はもう違うさ。」
そう言ってバイブのスイッチを入れた。
バイブは俺の中で激しく動いて今まで感じたことの無い快感が俺を襲う。
だけど俺はこんなので感じたくないと必死にこらえた。
「ふっ....んんっ....なっ....んでぇ?........なんでっ....違うんだっ....!!」
「君にはまだ言えないよ。」
拓篤さんはバイブの強さを上げてくる。
思わず声が出てしまっている俺を拓篤さんは何度もカメラで写真を撮った。
「んっんぁっはぁっ///」
俺がとうとうたっしてしまうと拓篤さんはバイブのスイッチを消して抜くと俺の頭を撫でてくる。
「ありがとう。これで君の弱みは握れた....。これを久我鳥に....いや。全国の人に見せられたくなかったら、俺の言うことをちゃんと聞くんだよ?」
あの時....久我鳥さんが嫌な予感がすると言った時。少し警戒して行動すべきだった....。
こんな急に写真集を撮るっていうのも怪しいじゃないか....。
拓篤さんに手錠を外され服を渡される。
「今日はもう帰りな。君の写真集はちゃんと作るよ。これは仕事だからね。だから....これで終わりだと思わないでよ?」
俺は家に帰って来た。
携帯を見ると久我鳥さんから連絡が来てた。
そう言えば、終わったら電話するって言ったんだった....。
俺は久我鳥さんに急いで電話をかけた。
「もしもし?颯....?今終わったのか?」
久我鳥さんの声だ....。
久我鳥さんは少し心配したような声で俺の名前を呼ぶ。
俺は久我鳥さんの声で安心したのか、さっきまでは無かった不安が込み上げてきて涙が出そうになった。
今日あった事を全部久我鳥さんに話したい。
助けて欲しい。抱きしめて欲しい。
だけどあんな写真を見られるのは嫌だ。久我鳥さんにもきっと迷惑がかかるだろう。
だから....
「ごめんっ....なさい!!仕事長引いちゃって!!電話遅くなっちゃいました!!」
俺は明るく久我鳥さんに話す。
少し心配したような久我鳥さんの声も明るくなって話してくれた。
拓篤さんの事は言わないようにしよう。
拓篤さんが何を考えているのか知らないけど、言うことを聞けば皆傷つかなくてすむはずだ。
「ところで、急に写真集撮りたいって言い出したカメラマンってなんて人なんだ?」
俺はパソコンに来ていた梅ちゃんからのメールを見て固まる。
『こんばんは!!
明日の予定なんだけど、ヒーロードラマの撮影と同時進行で写真集の仕事もやる事になったからよろしくお願いします!』
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