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episode13-4 置き土産
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自分の鍵はちゃんとカバンにあるはずだ。
それとも以前鍵を奪われたときに合鍵でも作ったのか?
それともまた母親だろうか?
どうすることもできずに開く扉を凝視する。
ゆっくり開く扉。
そこにいたのは園田たちでも両親でもなかった。
真っ黒のスーツを着て、偉そうに立つ二人の男だった。
一人は髪をオールバックに固め、もう一人はスキンヘッドだった。
一目で裏の世界に住むような人間であると分かる装いと雰囲気。
何でそんなやつらがうちの鍵を持ってるんだ?
スーツの男二人の視界に自分がいる。
足が地面にくっついてしまったように動けなかった。
スキンヘッドの男が口を開いた。
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