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悪夢の正体 5
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「…その、人は…ッ…ぁ……み、
やさかくん、だったんで、す。」
「ッ!!」
…まさかとは思っていたけど、やっぱ、俺だったんだ…。
「そ、の人はみや、さかくんで、僕、凄く驚きました。
な、んで、そこにみ、やさかくん、がいるのか、
不思議で、同時に凄く、嫌な予感がしたんです。
僕が(弥優加くん…)って言ったら、
弥優加くんは、(気安く俺の名前を呼ぶな)、
そう僕を軽蔑する目でい、われました。僕、
一瞬思考停止するくらい衝撃的で、した。
ま、さかそんなこと言われるなんて、思いもよ
らなくて、そ、こから、本当の悪夢がは、じまったんです…。
そ、の悪夢は…それは――――――――……」
「ッ!!!」
凄く、心揺さぶられた。
あまりにも残酷で、卑劣な悪夢だといことを知って…。
夢で俺が出てきて、とても残酷でひどいことしてきたみたいだった。
それは
(お前なんか初めからなんとも思ってなかったよ。俺はなぁ、
お前で遊んでたんだよ。
お前が、幸せと感じているとき、絶望に叩き落すことを思うと、
笑えてしょうがないわ、
あ~、ホントにお前は馬鹿だよ、まんまとひかかってさー、
これがわなだとしらずにな。
今の今まで、お前がきもくて嫌でしょうがなかったわ。
…クッ、アハハハハハ!!)
こんな酷い最低なことをいってたみたいだった。
これ以外にも、ひどい言葉、暴言を吐いていたみたいだ。
それに、暴力も…。
あまりに酷すぎる悪夢になにもいうことができなかった。
どうして、こんな酷すぎる夢をみせるのか。
どうして、智哉を苦しめるのか…。
本当に…
正直、話を聞いてられなかった。
智哉の余りにも残酷な悪夢に、心しめつけられ、
辛くてくるしくて…しかたがなかった。
けど、このはなしから逃げるまいと話を聞き続けた。
俺のため…智哉のためにも…聞かないと、そう思った。
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