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病室1
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重いまぶたをこじ開けて、
眼球に刺さる光とともに入ってきたのは、真っ白な天井。と、見慣れない蛍光灯。
薄黄色のカーテンの向こう側からの話し声を、ぼーっとしながら聞き流していた。
長い夢を見てた気もするけど、内容なんて覚えてなくて。
あー......酸素マスクって付けるとこんな感じなんだー....とか、どうでもいいことを実感した。
......てか何で酸素マスクつけてんだよ。何だこの部屋。
体も全く動かないし何処なんだここは。
幸い首から上だけは動くっぽいけど、右に少し傾けるとポキッと変な音がした。
ああぁ...誰か来てくれないのか...
起きましたよ俺。この後どうすればいいのか全くわからん。
誰か呼べばいいんだろうけど誰を呼べばいいのかわからない。思い切って「お母さん」って呼んでやろうか。
悶々としているうち、シャッとカーテンの開く音がした。
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