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玄関の扉開けて、部屋の電気付けて、濡れた服を脱いで洗面所に放る。
「まきまきの服も一緒に洗ったろか?」
「え?いいよそんなの」
「えーからはよ脱ぎなさい。風邪ひくで。」
この子自分が体弱いってこと完全に忘れとるやろ⋯
「⋯⋯サンタはムキムキだな。」
「はい?」
「俺ひょろひょろだから脱ぎたくない⋯」
「つべこべ言わんと脱ぎなさい!」
ひょろひょろとかそんなんわかっとるわ!なんやこの厚みの無い肩!ホンッッマようこの体で雨ん中おったな。風吹いたら倒れてまうんちゃうか。
「俺の服貸したるから。な?」
「やだ。だってサンタの服絶対おっきいもん。」
「それの何があかんねん」
「ブカブカだと体格の差が目に見えてわかるから余計傷つくんだもん!」
「だもん!とちゃうわ!はよせんとパンツまで脱がすでええんか」
むっ。て顔して、しぶしぶ服のボタンを外す。
「下も一応脱いどき。」
「ズボンも?」
「貸したるからはよ脱ぎなさい」
「⋯あ、ありがとう」
「ほんまやで。体弱いねんからちょっとは自分に気ィ遣いや。」
「⋯ありがとうオカン」
「誰がオカンやねん」
喋ってると病弱な感じせぇへんねんけどな。服脱ぐと、俺みたいに遺伝じゃない肌の白さ。手とか足も多分冷たいんやろな。
「⋯もうそんまま風呂入る?」
「え、」
「俺飯作っとくから。まきまき風呂はいってき。」
「いやいや流石に悪いよそんな⋯」
「今すぐ風呂入らんと晩飯にゴーヤ入れんで。」
「えっやだ!!てか、なんで俺がゴーヤ嫌いだって知ってんの!!?」
あほめ。俺の情報収集力を舐めるな。
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