アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10
-
「......え、ここ」
「落とすぞ」
「はぁっ!?え、待っ、」
...........ぽすんっ
「あ、思ってたより優しかった」
「は?」
「なんでもないです。」
今の、正しくは「落とすぞ」じゃなく「降ろすぞ」ではないのか?ツンデレか?
まぁともかく、落とされたのは椅子の上。どこのかって?そりゃ、
「佐々木くん.....また君?体は大事にしないとダメよ?」
「あ、ウス。」
保健室でした。
しかも俺初めて来るのに常連扱いされている模様。
「じゃ俺昼寝すっから。ババア、あとはよろしく。」
「ババアじゃなくて先生って呼びなさい!!こら!!」
いやババア呼びより昼寝を怒れよ。今授業中だぞ。
どうやら不良さんは、俺がゲロってたのを知ってか知らずか保健室まで拉致.....いや、運んできてくれたらしい。
とにかく、サンドバックにされなくてよかった。
「......はーっ。あのね?佐々木くん。この年頃は遊びたい暴れたいヤンチャしたいって思うのも自然なことよ?だけどねぇ...」
「や、先生俺授業受けてただけです」
「先生は元気な子大好き!けどね、あなた持病持ちなの。自分の体は自分で守りなさい。とりあえず体育については私から先生に言っておきます。」
「は?」
「は?じゃない!!ハイッ!でしょ全くもー今の子は先生にもタメ口で...先生ね、元気な子大好き!だけどね?」
「いや大好きなのはさっき聞きました!けど......え?その前、なんて」
「だからぁ!あなた肺が悪いでしょ?この前体育でサッカーして、その後保健室でゲロピーしてたじゃない。思い出した?」
「肺ッ!?」
「肺ッ!?じゃなくてハイッ!!でしょ何よそれ掛けたつもり?上手ね!!」
「面白くないです先生!!つかそんな事聞いてない!!」
肺が悪いって...持病持ちとかオッサンかよ!!
「...ってそんな呑気なこと言ってる場合じゃない!!先生、治る!?これ治る!?」
「治るって....あなた生まれてから今までその病気と連れ添って生きてきたんでしょ?とにかく、病院からこんな事もあろうかと薬預かってるから飲みなさい。そんでしばらく横になりなさい。」
「.........はい。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
19 / 219