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「はぁ~♡ごちそーさまでした!!美味かった!!」
「あのさ慎太郎...嘘つかなくていよ?」
「ウソ?」
「だって卵焼き超焦げてたじゃん。見た目タワシみたいだったし精密機械みたいな味してたし....
.....あれ?もしかして俺料理下手...?」
「そんなことないよ!美味しかったよ!!確かに噛むとジャリジャリしてたけどそこがまたヤミツキになったよ!!」
「......そう?」
「うん!!作り方知りたいくらいだよ!!」
「卵そのままフライパンに入れて...焼こうと思ってもなかなか黄色いの出てこないから橋でつついて割って隠し味に爪楊枝入れて生だとお腹痛くなるから出来る限り焼いたらああなった。」
「......ざっ、斬新だぁ...!!」
「うん...サンドイッチだったらうまく出来るんだけど...あれ挟むだけだし...」
「ま、また食べに来るから!そんなヘコまんといてぇ!!」
「ありがとう...お前変な奴だけど優しいな...」
無事食い終えた後、2人でお腹をさすりながら学校に行った。俺の家は学校からかなり遠いのに、こいつわざわざ俺の手料理を食べに家まで...
友人のためにも、俺は男の料理を極めるしかない。うん練習しよう。
「アッ!!まきちゃん、先教室行ってて!」
「ん?どうした忘れもんか?」
「ちゃうちゃうオレさ、ハーゲンダッ○無いと生きてけないから.....」
まだ食うのかよ。
「買いに行くの?」
「や、ロッカーに常備してあるから取りに行く。」
「......そうか。頑張れよ」
あいつのロッカーは冷凍庫かなんかなの?
「あっ!おはよ佐々木くん。」
「うあ、えっと......姫宮さん。おはよ。」
「わわっ、名前覚えててくれたんだ!嬉しい!」
いやいやそちらこそです。佐々木くん...♡とか、もうっ、なんて可愛い呼び方...
「フフ。寝癖可愛いね。」
「エッ!うそ、ついてる!?」
「うん。ピョコってほら。」
くっそぉう慎太郎のヤツ絶対気付いてただろ!言えやコノヤロウ!!
「そだ!さっきね、佐々木くん放送で呼ばれてたよ。」
「まじ!?」
「うん。」
「どこ行けばいいの!?」
「職員室...?いや生活指導室かな。あそこの先生怖いから気をつけてね!」
「あ、ありがと...」
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