アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
まきside
-
「慎太郎?」
「あっれもう帰ってきたの?」
「うん。つーか今お前すっげ怖い顔してたよ。大丈夫?」
「怖い顔もイケメンだったでしょ?」
「そんな事はない。」
教室に帰ると、慎太郎は堂々と俺の席に座ってた。
筆箱の中を勝手にいじってはクルクルと器用にペン回しをしている。
「ねぇまきちゃん、」
「何?」
「今日も一緒に帰ろっか。」
「?うん。」
「ラーメン屋さんとか行っちゃう?」
「...ふふっ。おすすめの店とかあんの?」
「無いよ?そこはホラ持ち前の勘でね」
「へぇ」
ラーメン屋かぁ...
どうなんだろう、晩飯とか作んなくていいのかな?そこら辺がまだ曖昧なんだよなぁ。
まぁアイツなら彼女連れ込んで適当に作ってもらうんだろ。いいよなモテる人は。
「......やめた。」
「は?何が?」
「ラーメン屋やめ!!行かない!!」
「おい急にどうした」
「さっきの訂正。今日まきちゃんの家泊まってもいい?」
「.........は?」
「お泊り会しようぜィ!!」
「いや、ちょ、わかんないよ流れが」
「お菓子は1000円まで!!」
「待て待て待て!!同居人の許可がまだ...」
ん?
そいえばあいつも俺の存在とか気にせず女連れ込んでるし...まいっか。
「泊まるのはいいけど俺の部屋なんもないよ?」
「いいよそんなの。まきちゃんが居るだけでそこは楽園なのだから」
「お、おう。そうか。」
こいつのこういうセリフはガチじゃないよな?ふざけてんだよな?
「ガチだよ。」
「まじか...」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
34 / 219