アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
玄関の扉を開けると、靴は一足もなくて。
まぁこっちの展開も予想してたけど、よく考えれば家の中でも学校でも会う時間は少ないし、会ってもこれといって話すこともないし、
...ほんと、何で二人暮らしなんてしてんだろうか。
「誰も居ない?」
「うん。入っていいよ」
「やっほーい!!おじゃましマース」
「リビングに行く前に靴揃えろ手を洗えウガイをしろ母ちゃんに習わなかったか」
「わ......わかりました」
晩飯は慎太郎がスパゲティ作ってくれるとの事で、俺はソファーでTVを見ながら待機。
遊びに来てる友達に飯を作らせ自分はくつろいでいるってのも悪い気がするので、一応正座しながら。
「まきちゃんそのドラマ面白い?」
「んー?ふつー。あ、この女優タイプだ」
「......へぇー。」
好きな女優が恋愛もののドラマで他の男優とイチャついてるのって、なんとも言えない気分になりますよね。
...今まさにキスシーンの真最中なわけだけど。
「慎太郎...俺にはわからんよ。演技だからといって好きでもない男とキスが出来るってそんな事ある?」
「そうねぇ...オレは出来ないかな。」
「俺も出来ん。好きな子とだって出来ないのに」
「何で?」
「恥ずかしいからに決まってんだろ」
「オレはねぇー恥ずかしいより嬉しいの方が勝つから大丈夫。」
「へー......まぁお前は見た目通りだな。俺はこう...する直前に顔伏せて「ちょっとタンマ!!」とか言っちゃうかも」
「ほうほう」
「自分からちゅーしに行くってのは無理だけど寝てる間に相手にしてもらうとかならいける!!
...ってなんちゅー話してんだよ男2人で!!気持ち悪いわ!!」
「......要するに、まきちゃんは今夜寝てる間にオレにちゅーしてもらいたいと。」
「もちろん違うけど!?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 219