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「嫌です絶対嫌です行きませんよ俺。」
知らない外国人に知り合い扱いされ謝るどころか断固拒否。
一応店の外には出たものの、俺の腰にはガッチリと腕が巻かれてある。
「そうだ佐々木くん、お友達なら今日泊めてもらえばいいんじゃないかな。」
「お友達じゃないですってば!!」
「まきりん家帰られへんの?いーよぉ泊めたげる泊めたげる。」
「あのぉ私達帰っていいですかぁ?」
「帰れる帰れないじゃなくて!!」
「...は?何アンタ定員のくせに」
「あ、いやお客様のことでなく...」
「ま、これでことが落ち着くんならいいじゃない。ね?佐々木くん。」
「落ち着くって......えぇ?」
「バイトはもうあがっていいからお友達の家でゆっくり休むといいよ。」
店長...それは優しさというのでしょうか。いつもの笑顔が悪魔のように見えるよ...
「しっ、知らない人の家に泊まるくらいなら野宿でも...」
「危ないよ?この辺治安悪いからね。」
「別に男だしそれくらい大丈夫ですけど...」
うーん......
悪い人...には見えない。怪しい人には見えるけど。
「ハイハイじゃーコレも脱いで!!」
もう決まった事のように無理やりエプロンを剥ぎ取られ、趣味の悪いヘルメットを被せられ、この人が乗ってきたであろうバイクへと誘導される。
「待って待ってマジで待って!俺バイトちゅ...」
「バイト終わっていい言うてはったやん!さぁ、お乗り。」
「店長!?あっ、あの、今日佐藤さん風邪って言ってませんでした!!?なんなら俺代わりに...」
「大丈夫。今佐藤さんは元気にレジやってるよ。」
「......えっ、」
「ハイ残念。おとなしく俺に連れ去られようねーまきまき。」
う、うせやん......
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