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俺は認めない、嫁になるなんて... 2
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「ルナ、お前は17になったらアストカル王国のレノン王子の元へ嫁ぎなさい」
「...はい?」
17の誕生日の前日、俺は父親でるユストリア国王から衝撃的な命令を受けた。
「あの、父上、一つお聞きしてもよろしいですか?」
「申してみよ」
「男である私が、男であるレノン王子の元に嫁ぐというのは、その、何かの間違いでは...」
「ん? 何も間違ってはおらんぞ。お前ももう17だ。アストカル王国は近隣の中でも特に大きい国であるから、ユストリアの後の運命はお前にかかっていると考えておけ」
「...はい」
そう返事はしたものの、俺は今起こっていることに対して理解が追いつかなかった。
国王の命令に逆らうことなどできるわけがない。しかし、男の元に嫁ぐというのも少し...いやかなり避けたいものだ。
というわけで、俺は逃げた。
王子なんぞの元に誰が嫁ぐか!
お姫様と結婚しろ!
俺にはそんな趣味なんてないんだからな!
...とまあ、逃げたのまではよかったものの、あっさり捕まってしまった俺はレノン王子の元へ強制送還されたのであった。
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