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俺は認めない、嫁になるなんて... 4
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城の中に入ると、賢そうな40代くらいの男性が近づいてきた。
「ルナ王子、私はアストカル王国外務大臣を務めております、ルファーンです。お出迎えが遅くなってしまい、申し訳ございません」
「いえ、それで、すぐにレノン王子にお会いすることになるのでしょうか?」
「はい。お疲れかとは思いますが、このままレノン王子の元までご案内いたします。レノン王子はルナ王子にお会いできるこの日を、大変待ちわびていらっしゃいましたよ」
「そ、そうですか...」
ふざけるな。大体レノン王子様々の方は待ちわびる時間があったのに、何で俺の方は数日前になってようやく知らされたのか。
まず、この事にイライラする。
どうしてこんな大事なことを数日前に聞かされなければならなかったのか、あとでレノン王子様々から直々に理由を聞き出してやろう。
「ルナ様、こちらのお部屋になります」
ルファーンに案内された部屋の扉が、衛兵によって開かれていく。
部屋の正面、奥の玉座に座っている人。
この人が、レノン王子......
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