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俺は認めない、嫁になるなんて... 5
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俺は前へと進み、レノン王子の前でお辞儀をした。
「お初にお目にかかります。ユストリア王国第7王子、ルナ=ユートリアムでございます」
「歓迎するぞ、ルナ王子」
ふんだ。歓迎してくれなくて結構だっつの。
「ルナ王子、あなたは私の婚約者として我が国のものとなる。その覚悟はあるか?」
「...勿論、ありますよ」
俺は顔を上げ、レノン王子にむかってニッコリと笑って見せた。
「全ては我が国のため、レノン王子の元で日々尽くすことを誓いましょう」
俺の皮肉を聞いたレノン王子は二、三度瞬きをした後、クククッと笑い声をあげた。
「そうか。ルナ王子は私との婚約を望んでいないのだな」
ええそうですとも。よくおわかりで。
「だがな、私はルナ王子、あなたを手放す気はさらさらない。たっぷり愛してやるから、その覚悟もしておけよ?」
...なんだって?
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