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結婚までの日々 6
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確かにレノン王子とのセックスに不安はある。
だが、そもそも男同士のやり方がわからない。
だから、その行為への不安というものも漠然としたものであって、多分レノン王子が思っているほど俺は不安には思ってはいない。
「ルナ王子、やはり今夜から共に過ごそう」
レノン王子はやっとという感じで口を動かすと、そう俺にきっぱりと告げてきた。
「………はい」
レノン王子の真剣な瞳に見つめられた俺は、ただ返事をすることしかできなかった。
とりあえず、どうにかなるよな?
「あの、それで、男同士ではいったいどのようにするのですか?」
これは知っておくべきことだろう。
そう思って質問したのだが、レノン王子は時計を見ると、
「すまない。これから用事があるので、詳しいことは今夜教えよう」
と言うと、さっさと部屋から出て行ってしまった。
…なんだよ。簡単に教えるぐらいしてくれてもいいじゃんかよ。
なんだかイライラしてきた俺は、とりあえず自室に戻ることにした。
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