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結婚までの日々 9
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予定通り、俺は三十分後に風呂に入った。
風呂や石鹸からは、異国の匂いがした。
体を丁寧に洗い、湯船に浸かって天井を見上げた。
…レノン王子、いつ頃来るのかな?
来なくていいのに。
大体、俺は女の子ともしたことがないというのに、初めての相手が男であるとはいかがなものか。
てか…あれ? 両方が男だと、入れる場所がないじゃん。
じゃあ、男同士でセックスってのはやっぱり無理なんじゃん。
「なーんだ…」
まあ、要はお互い性欲を処理し合う、的なことをすればいいのか…。
いや、でも待てよ。もしレノン王子が変な性癖を持っていたとしたら、俺は辱めを受けてしまうのではないか?
ぞわっと、虫酸が走った。
ああ、何か、何か今夜のこれからの予定を避けられる方法はないのか?
何か………
その時、俺の脳にピーンと考えが浮かんだ。
あ、そうだ! さっさと先に寝ちゃえばいいんじゃん。さすがに寝てるところを襲っては来ないだろうし、今日のところは…って引き返してくれるかもしれないし!
これ! これならいける!
とても良い解決策に至った俺は、早速湯船から出て、寝る準備にかかった。
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