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「こんなの……おかしい」
掠れた声を絞り出し、玲の行動を制止しようとするけれど、鼻で笑った彼はそのまま萎えた遥人のペニスを掴み、
「おかしくないよ」
と言いながら、それを上下に扱き始めた。
「止めてくださいっ」
「俺は遥人に決めたんだ。たまたま御園の絡みがあってラッキーだったけど、そんなことはどっちでもいい」
逃げを打とうと身じろげば、ペニスを強く握り込まれ、
「遥人にとっても悪い話じゃないだろ?」
と耳打ちされる。
「っ!」
「少しでも恩を売って、媚びておいた方が心証も良くなるんじゃない?なにせ遥人は消されたっておかしくない立場だ。もしかしたら既にそんな計画があるかもしれない。でも……俺に任せてくれたら、悪いようにはしないよ」
痛みに体を強ばらせると、力は弱めて貰えたが……軽い口調で告げられた言葉に背筋を冷たいものが這った。なぜ、消されるなんて物騒なことを彼が言うのかが分からない。
「分からないって顔だね」
急所を掴む彼の指先が先端を軽くつついてくるが、今は止めさせる手段もないから掌を握って羞恥に耐えた。
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