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倒れた
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目覚めると俺はベッドの上に居た。
ゆっくりと身体を起こすと、
ベッドの横で日向?と思われる人物が寝ていた。
「運んでくれたのかな...」
すると、日向?と思われる人物が目覚めて、
顔をあげた。至近距離で視線が絡む。
「あ...えっと...ありがとう」
俺はふいと顔を背けてお礼を言った。
すると、日向?と思われる人物は
「いえいえ」と言うでもなく
「ねぇ、日向って呼んでよ。」
と言ってきた。
「え...?」
聞き返すと、
「早く、日向って呼んで。」
と言ってくるから、俺は顔を背けたまま
「ひ...なた」
と尻すぼみに言った。
ー数刻後ー
俺は日向に俺が倒れた事と、
倒れた俺を運んでくれたのが
日向だということを聞いた。
そして、生き別れたあとの話を聞いた。
日向が事故に遭った時に車から投げ出され、
崖の下の海に落ちたが、
泳げた為に岸まで泳いで
岸にたどり着いた後、
意識を手放したというのだ。
その後、奇跡的に漁師に助けてもらえて
すぐに病院に入院。
しかし、帰る場所が無かった為に
助けてくれた漁師の家の養子になったという。
そして、なんと!!
日向がずっと俺の事を探してくれていたらしい。
俺がポエマーで有名になっていたから
時間は掛かったが、早く見つけられたという。
うん、「という」が多いな。
皆さんごめんなさい、
俺がコミュ障なばかりに文脈がおかしくて。
って俺は誰に謝罪しているんだろう。
「嶺音、あのさ」
日向が言った。
「好きだよ。」
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