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急に
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日向は、どうして急に
こんなにも激しいキスをしてきたんだろう?
俺は、日向からの激しく深いキスを
受け止めながらそんなことを考えていた。
だって、日向は...俺に触れなくったって
平気そうにしてた。付き合っているかも
疑問に思うくらいに何もしてこなかった。
なのに、なんでこんなに深いキス...
「はぁ...俺...こんなキス知らない...」
やっと日向からのキスから開放された俺は
そう言いながら口を尖らせた。
日向は、いつも通りの平然とした顔に
少しだけほほ笑みを浮かべて、
「ごめん。嶺音がつい可愛くて」
そんなことをサラッと言えてしまう。
そんな日向がずるい。
俺だってそんなセリフをさらっと言ってみたい。
少し俺が拗ねていると、
日向が笑みを深めて言った。
「ねぇ嶺音...キスしてる時にさ、
他のことを考えてたよね?」
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