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回想
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起きると激しい頭痛で少し涙が滲んだ。
相変わらず家は荒れたままで
母はいなかった。
そして父も…
僕はなんとなくわかっていた。
別れたんだって。
小さい頃から喧嘩の絶えない夫婦だったから。
その日を境に母はどんどん狂って言って
優しかった面影など粉々になっていった。
ある日警察がうちに来た。
異臭がすると通報があったそうだ。
暴力を振るわれ始めた頃から
学校には傷が目立って行けなくなって、
先生からの電話も無視してたからそれもあったらしい。
それを知った父が僕を預ける訳にはいかないと
おばあちゃんの所で暮らすように
って色々してくれた。
有難かったけど、僕には余計なお世話だったみたい。
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