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<大人の事情>
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放課後、ユウくんと知紀くんがいつものようにボクの家に寄った。
3人で宿題を片づけてから、おやつを食べながらたわいのない話をしていた時だった。
視線を感じて顔を上げると、ユウくんがこちらを見ていた。
ボクのついたため息が大きかったのか、心配そうな顔をしている。
「何かあった?」
「ううん」
なんでもない、と言いかけて止めた。
親友たちには隠し事をしないと決めたんだった。
「あった」
「楠見先生のこと?」
「うん……」
ボクはホームルームの後の出来事を、2人に話すことにした。
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