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艶やかに、沖田さんが笑う。土方さんの方に向きなおると、口づけを交わす。
「んっ……土方さん……もう、準備できてますよ。」
「んっ……まだ、だめだ。」
土方さんは沖田さんの服を全て脱がす。細いながらも剣を捌くための筋肉が美しい。沖田さんの身体に指を這わせ、土方さんの太い指が後腔を突く。
「テツ。よく見てろ。」
ゆっくりと沖田さんの後腔をならした指は、沖田さんの中へと入って行く。
「んっ……土方さん……」
ほぐす指は、一本、二本と増えて行き、最終的には三本収まった。
「どうした?いつもよりキツイぞ。」
「だって……んっ……穴が開くほど見られてますからっ……ねっ……あっ」
実際、僕は沖田さんの乱れる姿から、眼を離すことができなかった。妖艶に揺れる沖田さんの身体を、僕は勿怪に取り憑かれたようにじろじろと見つめていた。
「総司……挿れるぞ……」
「はやくっ……下さいっ……」
沖田さんの後腔に硬く太い熱が収まって行く。四つん這いになった沖田さんの身体がぴくりと跳ね、快感に飲まれて行く。
「ひじかたっ……さんっ……」
「総司っ……」
段々と自分の自身に熱が溜まってゆくのを感じた。強い色気のある空気に飲まれて行く。
「んっ…あっ……テツ君のも……んぁ……大きくなってますねっ……」
「沖田さんっ……」
「んっ……総司……テツのもよくしてやれ。」
沖田さんの口が、僕の自身を包む。
「沖田さんっ……だめですって……」
「んっ……ちゅっ………」
「テツも……はやく男の味を覚えろっ。これから戦ばっかだ……それじゃぁ身がもたねぇぞ。」
「んっ……あっ……沖田さんっ……でちゃいますからっ」
縛られた身体では沖田さんを引き離すこともできず、だだ、為すがまま快楽を受け止める他なかった。
「んっ……でるっ……あっ……」
沖田さんが口を離した途端、僕の自身は脈を打って、白濁を腹へと吐き出した。
「あぁ……んっ……飲もうと思ってたのに。残念。」
「飲むって……」
「しかしっ……濃いですね……んっ……自分でしないんですか?」
「んっ……最近、忙しいかったですから……」
「じゃぁ今日は……あっ……んっ……いっぱい出さないと。……あ、いいこと思いついた。」
沖田さんは四つん這いのまま、寿司の盆に手を伸ばし、鮪を手に取る。すると、それを僕の腹に出された白濁につけて、それを口にした。
「んっ……青臭くてっ……美味しいっ……」
「お、沖田さんっ……」
「総司……お前凄いことするなっ……」
「んっ……こんな風に……んぁ……したのは誰でしたっけ?」
「忘れたな。」
「ついでに……んっ……テツ君の始めてもっ……あぁっ……もらっていいですか?」
「好きにしろ。」
「ですって……薄情なご主人様ですねっ……」
沖田さんは僕の秘部に指を添える。ゆっくりと一本目の指が入る。中を拡げるように動かされ、すぐに二本目が入る。
「んっ……沖田さんっ……なんかっ……」
「大丈夫。僕のは二本で事足りますから。」
動く指が硬い何かに当たった。
「あっ!沖田さん!」
「そこが男のツボだ。しっかり味わえ。総司のはここか?」
「あっ……!もぅ……何回も抱いてるんですからっ……場所ぐらいわかるでしょ?」
「そうだな。ほら、はやく挿れてやれ。」
沖田さんの熱が僕の中に収まる。縛られた身体を大きく揺らして、沖田さんの熱を受け止める。
「沖田さんの……熱い……」
「テツ君。僕を感じて………」
沖田さんの身体が律動して行く。それだけで、萎れた僕の自身は熱を取り戻した。
「んっ……テツ君の中、すごく良いです。」
「あっ……あっ……いいっ」
「テツ。すっかり虜だなっ……わりぃ総司……もう、出るっ……」
「あっ……テツ君の乱れる姿を見て、出そうになっちゃいました?」
「うるせぇっ……」
「僕も……もう……限界なんですけどね。」
「やっぱりなっ……後ろがきゅうきゅう言ってるぜっ……」
「あっ!テツ君だしますよ……」
沖田さんの言葉と共に、僕の中に熱が注ぎ込まれる。それと共に僕も二度目の熱を吐いた。あたりに淫らな匂いが広がる。
「はぁ……はぁ……」
「初めて、お疲れ様でした。」
ぽんぽんと頭を撫でながら、沖田さんが萎れた熱を抜く。僕の秘部から、白濁が溢れる。
「んっ……疲れました。」
「まだ、へばってもらっちゃ困るぜ」
土方さんは着流しを羽織ったまま、火鉢からキセルに火を移していた。
「ふぅ……次は俺の番だ。」
「え?」
「残念。逃げられませんよ。」
沖田さんは楽しげに、僕と柱を結ぶ紐を引っ張った。初めての夜はまだ終わらない。
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